2024年02月27日

ジャステックの株主総会に出席

 乙はジャステックという会社の株主です。
 先日、株主総会の案内が来たので、出席してみました。2月27日(火)10:00- ということで、働いている人には出席がむずかしい時間帯です。まあ、たいていの会社の株主総会は平日の10時から開催されるように思いますが。
 会場は、シェラトン都ホテル東京の地下2階「醍醐東」の間でした。きれいで立派な会場でした。
 乙が行ってみると、前方のひな壇には取締役などがズラリと並ぶ形式になっており、株主席にはイスが(互いに十分な間隔を空けて)数十脚配置されていました。
 株主総会の冒頭、株主総数が 5,666 人であること、議決権総数が 171,603 個であることが紹介されました。しかし、会場に来ていた株主は30人程度でした。大部分の株主は、インターネット等による議決権行使、あるいは、書面による議決権行使をしたものと思われます。
 ということは、株主総会が始まる時点で、すべての議案が可決されることが決まっていたことになります。
 何とも盛り上がらない株主総会になりました。
 四つの議案の説明のあと、質問時間が設けられました。
 株主からの質問で、株主優待に関する考え方が質問されました。社長は株主優待を導入するつもりはないと言い切っていましたが、これは当然です。外食業や小売業などでは株主=消費者であることが多いので、株主優待にもそれなりに意味がありますが、ジャステックのような情報産業では株主優待を導入する意味がありません。そんなことを期待して株主になる人もいないでしょう。
 議案は、すべて可決され、株主総会は40分程度で終わりになりました。
 その後、今期で退任する取締役会長であり、創立者である神山茂氏から退任の挨拶がありました。神山氏は、50年以上にわたってジャステックを率いてきたわけで、会社に対する貢献には大きなものがあります。
 神山氏は「ソフトの開発は創造である。ChatGPT のようなものは、知識を集めているだけであって創造ではないから、ソフトを開発しているわけではない」と述べ、ソフトの開発には創造をになう人間が必要であり、当社の存在意義はそこにあるという趣旨の挨拶でした。乙は、神山氏をなかなか骨の座った人物のように思いました。
 株主総会は、(大株主でなければ)出席してもしなくても、あまり変わらないものです。しかし、会社の一面を知ること、特に社長がどんな人かを知ることができるので、乙は出席する意味があると思っています。
 乙は、退職後に時間の余裕ができたので、株主総会の出席の機会が増えたように思います。投資家というよりは、趣味みたいなものでしょうか。
posted by 乙 at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月13日

UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)最終計算報告書

 乙が投資していた UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)については、すでに運用が終わりました。
2023.7.27 http://otsu.seesaa.net/article/500165151.html
2023.7.26 http://otsu.seesaa.net/article/500156878.html
 その後、信託財産状況報告書が送られてきて、全部終わりと思っていました。
2023.11.2 http://otsu.seesaa.net/article/501318135.html
 その後、しばらくして、最終計算報告書が郵送されてきました。目新しいことは何も書かれていなかったのですが、受益権(乙には意味がわかりませんが、運用者の報酬でしょうか)165,082 円とか、経常損失(外国為替の評価損)4,304 円について書かれており、信託財産の利息8円まで細かく書かれていました。
 まあ ETF なので、こういう細かいところまで開示義務があるのでしょう。当然のことながら、最終的な清算まで全部納得できるものでした。

 で、これに比べると、Walton 社の最終的な償還に関する連絡は極めて不十分であることがわかります。
2023.12.17 http://otsu.seesaa.net/article/501788466.html
2023.9.30 http://otsu.seesaa.net/article/500937334.html
2023.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/500677505.html
 投資者に対する報告の義務はないのでしょうが、何がどうなったか、まったくわからないままです。(Walton 社の)ランドバンキングは、その投資者に対して極めて不透明で、何がどう評価され、どんなふうに償還されたのか、まったく開示されません。若干でももうけが出ていればそういう不満は和らぎますが、大きな損失を抱えて償還された場合、投資者としては大きな不満が解消されません。
 その意味で、ランドバンキングに投資することは、望ましくないということになります。
 もっとも、こんな話は、乙が20年弱の投資期間を経て(Walton 社の)ランドバンキングに関して一通り全部経験したからわかることであって、投資を始める段階(最初にランドバンキングを知ったとき)では、とてもここまでは見通せなかったし、可否を判断することはできなかったように思います。
 「知らないもの、わからないものには投資しない」という原則は有効ですが、そんなことを言い出すと、普通に投資信託や株に投資するときだって、ほぼ何も知らないしわからないようなものですから、一切の投資ができなくなってしまうかもしれません。
 少しだけ投資して、経験してみることがあってもいいだろうと思います。損失は損失ですが、授業料みたいなものです。
posted by 乙 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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