2008年06月19日

富裕層の考え方

 乙は富裕層には入りません。勤務先から決まった給料をもらうサラリーマンでは、富裕層になれるはずもありません。
 富裕層の考え方について、浅川夏樹氏がこんなふうに述べていました。
http://www.business-i.jp/news/for-page/asakawa/200806150001o.nwc

富裕層の方をどのように集客するかをよく質問されますが、そもそも集客という思考が違っていると思います。富裕層の方々は、一般的な金融商品に興味がありませんし、「大事な顧客は選ばれる」ものだということをご存じです。例えば、アメックスには、ゴールドカードの上に、プラチナカード、センチュリオン・カード、チタンカードがございますが広告は一切しておりません。これらの種類のカードは、アメックスが顧客を選び、招待状を送っています。クレジットカードだけでなく、高級ブランド品の新作発表会も招待された方しか参加できません。名門ゴルフクラブは、紹介者がなければメンバーになれません。つまり、富裕層にとっては選ばれることがステータスなのです。

 こういう生活感覚は、乙にはまったく理解できません。
 以前、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードについてブログに書きましたが、
2008.5.13 http://otsu.seesaa.net/article/96525314.html
どう考えても、乙の生活感覚は富裕層とは縁がありません。
 もちろん、乙が銀座に飲みに行くことは一生ないでしょう。
 富裕層になりたいかといわれると、「なりたくない」といえばウソになります。しかし、それなりの金額の金を持つことがあっても、生活のしかたなどは今までと変わることはないと思います。ぜいたくをすることはなく、つつましい生活で十分です。そういう生活を続けていって、乙が死ぬときには、若干の資産が残りますが、それは子供たちが使ってくれればいいのです。
 「分を知る」という日本語がありますが、乙の感覚では、これが近いかなと思います。
posted by 乙 at 05:06| Comment(4) | TrackBack(0) | 消費生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乙さん、
初めてメールします。
ご意見に同感です。

資産が急に増えて、生活や支出を急に変えたくなるとすれば、いままでいかに不満にみちていたかを示しています。それまでが満足のいく生活であれば、変わる必要もありませんから。
「隣の億万長者」を読んでどう思うかですね。賛同できれば、普通で、常識的だと思います。
Posted by at 2008年06月19日 18:51
わたしも「分を知る」という言葉、好きです。
仕事でも趣味でも向上心を持つことは
大切だと思いますが(その結果、お金が
入ってくればもちろん嬉しいのですが)
結局、人の幸福というのは、
身近なところにあるのではないかと思います。
Posted by カン・チュンド at 2008年06月21日 12:32
浅川氏の言う「富裕層」は「搾取される側にまわることがない人たち」ではないでしょうか。(はじめはきつい言葉で書こうとしたのですが表現を弱めました)
搾取される立場としては金融リテラシーを高めて、なるべく毟られないようにするのが精一杯です。
問題は搾取に意識的な立場が幸福であかるどうかですが、カン・チュンドさんが書かれている通りだと思います。
(ところで記事末尾に0x1a(Ctrl+Z)が入っているようで、Firefox3だとRSSが正常に読み込めませんでした。末尾1文字(おそらく空白に表示されているはずです)を削除していただけると助かります)
Posted by えんどう at 2008年06月22日 10:46
えんどう様
 確かに、乙の決して知ることのない別世界が広がっているのですね。浅川氏はそういう世界を知っている人ということでしょう。
 Ctrl+Z のご指摘、ありがとうございました。さっそく削除しました。
Posted by at 2008年06月22日 17:03
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