2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
2008.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/92156333.html
2008.4.3 http://otsu.seesaa.net/article/92055448.html
最近、第1期運用報告書が送られてきました。ネット内では、
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/pdf/69/5/1953.pdf
で読むことができます。
4月に購入し始めたばかりで、もう第1期の運用報告書の時期なんですね。2008年1月9日設定で、5月12日までですから、4ヵ月の決算ということです。(普通は半年ごとの決算です。)
さて、p.3 パフォーマンスのところを見てみると、ベンチマークよりも 0.96% ほどプラスになっています。そして、この理由として、配当金要因 +1.00% とあります。ベンチマークには配当金が含まれておらず、投信には配当金が含まれるので、見かけ上、1% ほど成績がよくなるというわけです。
この投信は、「住信 外国株式インデックス マザーファンド」を親投信として運用しています。したがって、運用報告書も後半には親投信の運用報告書が掲載されています。こちらは1年単位での決算です。p.38 には親投信のパフォーマンスが載っていますが、ベンチマークとの差異は +3.02% で、その中に配当金要因 +2.18% が含まれています。なるほど。1年で 2% ほどの配当があるわけで、投信としては4ヵ月で 1% をもらったということですから、まあ、こんなものでしょう。
p.5 の「1万口当たりの費用明細」を見てみると、信託報酬は24円で、有価証券取引税1円と保管費用1円を加えても、全体で26円しかかかっていません。安いものです。4ヵ月の実績ですから、1年間に直せば3倍になるわけですが、それでも78円です。(ただし、親投信のほうで、p.39 によれば、売買委託手数料2円と有価証券取引税3円、保管費用等6円が(1年分ですが)かかっています。)
JFアジア株・アクティブ・オープンの第19期運用報告書
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
では、半年間で信託報酬 196 円、売買委託手数料 35 円、有価証券取引税 23 円、保管費用 11 円で、合計 265 円のコストがかかっていました。1年では 530 円になります。約 25,000 円の基準価額ですから、1万円あたり1年あたりで計算してみると、212 円になります。STAM グローバル株式インデックス・オープンでは、78円しかかかりませんから、かなりの差です。アクティブ・ファンドがインデックスを上回ってくれるなら、そういうコストを払う意味がありますが、そうでもないとしたら、やはり、低コストのインデックス・ファンドが望ましいということがわかります。
同じく p.5 の株式売買比率のところを見ると、0.22 です。これまた低いです。親投信のほうを見てみると(p.41)、0.41 です。1年間で 0.41 しか売買しないわけで、じっとホールドしているのがわかります。
JFアジア株・アクティブ・オープンの第19期運用報告書
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
では、半年で 0.94、マザーファンドは1年間で 1.99 でしたから、激しい売買をしているわけで、それに比べると、インデックス・ファンドはじっとしている傾向が強いわけです。
こんなところを見ていると、乙はやっぱりインデックス投資のほうがよさそうに思えてきました。
この報告書については、いくつかブログにも記載があります。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2008/06/post_e056.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-288.html
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