2007.11.24 http://otsu.seesaa.net/article/68477179.html
2007.11.23 http://otsu.seesaa.net/article/68476443.html
その後、乙は木田知廣氏の資産管理ワークシート
2008.8.9 http://otsu.seesaa.net/article/104437941.html
を知りましたが、乙のオーダーメイドのオリジナルな管理方法は、万人向けのワークシートよりはるかに便利であると思います。(ただし、言うまでもなく、「乙にとっては」という限定つきです。)
どういう点で便利なのか、木田知廣氏の資産管理ワークシートと比較して、書いておきましょう。
(1)以前の計算結果の保存は、テキストファイルなので、簡単で安全で長期保存が可能
単純テキストファイルは基本的なファイル形式ですから、これが使えなくなることはないでしょう。30年は必ず持ちます(そう信じます)。
30年後、OSが Windows でなくなっても、キーボードがなくなっても、パソコンが使われなくなっても、必ずコンバージョンプログラムが提供されるでしょう。30年前(パソコンがなかった時代)にすでにテキストファイルという形式が存在し、そのころ乙が書いたものが今でもそのまま生き残っています。(実際、たまに参照します。)
ですから、情報をテキストファイルで保存しておけば、たいていは死ぬまで保存できます。
資産一覧の30年分(360回分)を一つのファイルに収納しても、テキストファイルは容量が小さいですから、ラクラク入ってしまいます。そして、短時間に必要な情報を取り出すことができます。
(2)資産の種類は自分で自由に決められる
オリジナルソフトですから、好きな区分のしかたが可能です。
ただし、バランスファンドやファンド・オブ・ファンズの記入法は、やはり難しいです。乙は、バランスファンドは購入していませんし、ファンド・オブ・ファンズの場合は、それぞれを元資産ごとに分割して記入するようにしています。
(3)投資先地域の種類も自由に決められる
これも、オリジナルソフトですから、好きな区分のしかたが可能です。
ただし、こちらも、世界分散ファンドなどの扱いがちょっと難しいです。乙は、記録紙には「世界株」のように書いておき、プログラム中でそれを読み込んだ場合に、適当な配分比率でアメリカ、ヨーロッパ、新興国に分割してそれぞれに加算するようにしています。
数年に1回は、この「配分比率」を見直す必要があるかもしれません。
オーダーメイドのオリジナルな管理方法が使える人は使えばいいし、使えない人は自分で工夫するしかありません。その場合、万人向けのワークシートも選択肢の一つでしょう。
ソフトの話を洋服にたとえましょうか。
手間のかからない既製服だって、けっこういいのがあるし、体格が極端でなければ、たいていはそれで間に合うものです。一方では、自分で手縫いしながら服を作る人もいるわけです。どちらがいいかは、人さまざまです。自分に手縫いの技術があれば、自分にピッタリのものを自分で作ることができますが、なければ、他人に作ってもらうか、既製服にするかしかありません。他人に作ってもらう注文服は、一般に高価になります。既製服なら安いです。ただし、その既製服が本当に自分にピッタリかというと、若干問題があります。
木田知廣氏の資産管理ワークシートは、まさに既製服であり、万人向けを目指しますが、乙の資産管理の方法は手縫いの服であり、自分専用、個人向けなのです。両者は、目指すところが違っていて当然です。
ラベル:資産管理