3種類の書類が読めます。
H20.02.19 半期報告書(内国有価証券投資事業権利等) ‐ 第1期(平成19年5月22日‐平成20年5月21日)
H19.09.04 訂正有価証券届出書(内国組合契約出資持分)
H19.08.30 有価証券届出書(内国組合契約出資持分)
「有価証券届出書」については、昨日、一昨日と同様です。
2008.8.20 http://otsu.seesaa.net/article/105031169.html
2008.8.21 http://otsu.seesaa.net/article/105082749.html
「訂正有価証券届出書」は、日付を1日訂正するものなので、特に意味はありません。
「半期報告書」を見てみましょう。
出資持分総額は、57,750 千円とありますから、これが運用している資産ということになります。以前のものよりも運用している金額が大きくなっています。
注目するべきは、自己資本利益率ですが、半期で 4.1% ほどの損失が出ていることが明記されています。
6号、7号は、曲がりなりにもプラスの運用だったのですが、8号は半期ではマイナスだったのです。だから、このファンドでは分配金を出さなかったのでしょう。
この書類でエンジェルファンドの実態の一部がうかがえます。運用成績は、大したことないというのが結論です。
ところで、成功報酬制では、運用成績が伸びないと会社は何も儲けがありません。1年間に 30% 以上の利益を出さないと、会社の取り分がゼロなんです。そんなことで会社がやっていけるのでしょうか。乙にはわかりません。
乙は、これらのエンジェルファンドの書類を見た限りでは、投資しない方針でいいと思いました。
2008.8.24 追記
この話に関連する話を
http://otsu.seesaa.net/article/105240478.html
に書きました。よろしければご参照ください。
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