2008年09月27日

米国 ETF の取引で数万件が取消しになる

 乙は、エルさんのブログを見て知りました。
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-798.html
 DOWJONES からの情報を ITmedia が翻訳した記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/25/news109.html
によると、9月19日、米国ETFが異常な価格で売買され、数万件の取引が取消しになったとのことです。
 これは非常に恐い話です。米国の株式の空売り規制の影響がこんな形で現れるのですねえ。
 ETF は、株価そのものではありませんから、本来の価格と若干離れた値付けがされる場合もしばしばあるのですが、報道された内容では、明らかに異常値でした。でも、だからといって、「前日終値よりも20%以上高いあるいは安い価格で執行されたものを無効化すると決定した。NYSE(ニューヨーク証券取引所)Arca、NASDAQ、 BATS Trading、Direct Edgeが運営する電子プラットフォームで実行された数万件の取引が「誤り」であると判断され、取り消された。」というのは、電子証券取引所の行動としてどうだったのでしょうか。
 東証のシステムダウンなどの事故では、東証に非難が集中しましたが、今回は、米国の名だたる取引所です。しかも、1箇所だけではないようです。けっこう波紋が広がるように思います。
 乙は、ETF でこんなことが起こるとは思ってもみませんでした。
 乙は、自分が売買していたわけでもないので、(じっと我慢して保有を続けていますから)被害には合いませんでしたが、これにぶつかった人もたくさんいたことでしょう。
 個人ではどうしようもないだけに、悪夢をみているような虚脱感を感じました。
posted by 乙 at 05:02| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
EEMは、リーマンが破綻して急落した後、すぐにリバウンドしたので(確か、先週の金曜日だったと思います。一日で12パーセント上昇して、異常でした)、戻り売りの方法で売却しました。
 リバウンドは売り方の買い戻しと考えられますから、楽観的にはなれません。

下げ相場では、戻り売りが鉄則だと思います。

今は、オーストラリアドル建てゼロクーポン(割引債のこと、私が持っているものは2種類あり、年利回り約7パーセントで、1AUドル=31円を切らなければ元本割れしない20年ものと、1AUドル=60円を切らなければ元本割れしない7年もの)のみ保有で、ポジションを思い切り軽くしており、なるべくキャッシュの比率を大きくしています。

空売り規制がかかると、裁定取引をしにくくなりますから、現物も買われにくくなります。

AIGの件で、この会社のコモディティ投信が含まれるインデックス投信は一時的に基準価格が公表されなくなり、未だ解約が不可能だそうです。

私は長期を視野に投資するタイプですが、相場に対して自分の許容量を越えるようなポジションを持っていると判断した時(すなわち、ポジションに不安感をおぼえた時)には、ためらわずにキャッシュにします。

参考まで。
Posted by エステル at 2008年09月27日 12:53
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