http://www.epochtimes.jp/jp/2005/10/html/d80380.html
では、「情報によると、中国人寿保険会社は「神舟5号」の宇宙飛行士・楊利偉氏のために「友情賛助」としての人身保険を500万元もかけた」とあります。この文面は
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1130060673/
にもあります。
乙は、この話はあやしいと思いました。
考えてみれば、宇宙飛行士が死ぬ確率は算出がきわめてむずかしいものと思われます。保険会社としては、確率が計算できなければ、保険料(掛金)の算出ができませんから、保険は成立しません。
ところで、
http://www2.cc22.ne.jp/~hiro_ko/6-7china.html
には、次のような記事があります。
「神舟5号」楊飛行士の保険は6千5百万円
2003年10月21日 The Sankei Shimbun
32日付の中国紙、中国青年報によると、中国の生命保険最大手、中国人寿保険は、同国初の有人宇宙船「神舟5号」に搭乗した楊利偉飛行士に、受取金額が最高500万元(約6500万円)の保険を掛けていたことを明らかにした。
担当者によると、同社が契約した宇宙飛行士に対する生命保険は、死亡時に支払われる保険金額が(1)訓練時は100万元(2)(地上での)宇宙飛行に関する業務時は200万元(3)宇宙飛行中は500万元−の3段階。中国の宇宙飛行関係部門が契約者になっているが、実際は保険会社側が掛け金を負担し飛行士に贈与する内容になっていたという。(共同)
「32日」というのは存在しないので、何かの間違いでしょう。
この記事にあるように、「中国の宇宙飛行関係部門が契約者になっているが、実際は保険会社側が掛け金を負担し飛行士に贈与する内容になっていた」ということならば理解できます。つまり、保険料の算出はしなくても、問題にはならないのですね。
だとすると、掛金不明ですから、これは「保険」ではないように思われます。「契約」はどうなっていたのか、気になる話です。