投資信託の 2008 年の運用成績が、平均で 40.7% 下落したとのことです。記事の一部はネットでも読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081224AT2C2202K23122008.html
新聞には下落率が大きい投信のリストが出ていました。
ロシア株が7割以上の下落、インド株も7割前後の下落で、このあたりがもっともひどい成績でした。ブラジル株や中国株もやられてしまい、新興国投資をしていた人はさんざんな目にあったことでしょう。
乙も、大きな損失を抱えてしまいました。
2008年は、記憶に残る大変な年になったということです。
今年の新興国の株価の下落が事前にわからなかったわけではありません。しかし、どこまで下がるかはまったくわからず、もう下落が終わるのではないかと思っていても、それからさらにどんどん下がっていってしまいました。
こういう急落の前に手じまえた人は偉いと思います。実際は、なかなか切れないものです。個別株をやっているひとが損切りできないのと同じ理屈でしょう。
ところで、7割も下がってしまったら、元に戻るために株価が3倍にならなければなりません。そんなことはこれからあり得るのでしょうか。乙は、あり得ると考えています。
新興国投資は、長い目で見ることが必要であると思います。3倍になるのに、10年かかってもいいのです。しかし、数年で3倍になるかもしれません。そして、その後はまた7割減ということもあるかもしれません。そんな乱暴な動きはしてほしくないのですが、将来は何があるか、まったくわかりませんからねえ。
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Hillside Apex Fundは安定的なパフォーマンスで人気の基幹ファンドといわれていたのに、エマージング通貨の急落等もあり信じられないことになってしまいました。
ヘッジファンドの過去の実績はまるで当てにならないです。2000年から2007年の運用実績は27.32% 16.97% 14.05% 22.00% 12.73% 13.48% 10.15% 10.32%
このファンドは先週 急にクローズされました。さすがにUS$建てでマイナス93%の運用実績を表に出したくないのかもしれません。新興国の株がピークから3分の1はありえますが、安定した実績のヘッジファンドが13分の1になるのは想像できませんでした。
すごいファンドもあったものですね。
ネットで検索してみたのですが、-93% という話が見つかりませんでした。
どこでこのニュースをお知りになったのですか?
マン社ののMan Arbitrage Strategies Ltdも悲惨な結果になると思われます。すでにYear to date -38.3% になっていますが、10月中の解約申し込みの人が多いわけですから 解約期間がQuarterlyとして 2月か3月の結果発表は注目に値します。