2009年03月15日

香港に上場している ETF

 以前、乙は、海外(欧米)の ETF はなかなか日本市場に上場されないだろうという見通しを述べました。
2009.2.28 http://otsu.seesaa.net/article/114926124.html
 しかし、香港では、さまざまな ETF が上場されています。
 日本では、ユナイテッドワールド証券経由で、香港の ETF に投資できます。
 香港に上場している ETF 一覧は、ユナイテッドワールド証券の以下のページで見ることができます。
http://www.uwg.co.jp/ad/etf/etf.html
 中国を中心としてアジア系の ETF が多いわけですが、中にはアメリカ株もあります。「リクソーETF FTSE RAFI US 1000」(02803)と「リクソーETF ナスダック 100」(02826)です。
 これらは、香港で上場していて、日本で上場していないのです。なぜでしょうか。
 リクソー社にとっては、香港のほうが日本よりも市場として好ましいと判断しているということです。香港は、歴史的な事情により英語が広く使われていること、地域の目標の一つとして投資立国を考えていて、税金も安く、多くの人にとって経済活動がしやすいことなどが理由なのではないでしょうか。
 こういう現状を見ると、「日本は遅れているなあ」ということになります。
 日本は、政治的に何とかしないと、地盤沈下が進み、世界から取り残されるのではないでしょうか。まあ、今の政治家を見ていると、とうてい無理なようにしか見えませんが……。

2009.3.16 追記
 この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/115718784.html
に書きました。
 よろしければご参照ください。

ラベル:ETF 香港
posted by 乙 at 04:46| Comment(3) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乙川様

香港の上記状況は、政府規制の少なさが最重要原因ではないかと思っています。法律を扱っているととその自由さに驚くことがあります。

この分野で既に出遅れている日本ですが、二番煎じをやろうとしても、莫大な借金と既得権者の抵抗により同様の政策は打てないように思いますね。

個人投資家としては、「貯蓄から投資へ」の合言葉の元に投資収益に対する課税率が現状維持されることを願います。
Posted by 通りすがり at 2009年03月15日 14:02
乙川様

こんにちは。

そうですね。
日本の場合、国内だけで売買を完結せ
ざるを得ないので、自由度でかなり制限
を感じます。

それは、株式や投資信託の購入だけでなく、
ATMカードやCheckなどもです。

既得権や業界保護ばかり考えていて、
ポータブルさせないようにしてますね。

それゆえ、アジアの金融立国は香港、
シンガポールと感じています。

また、上海にも抜かれるのは、
時間の問題とも思っています。







日本のあらゆる面の排他的な行動は、
かなり
Posted by 恵(KEI) at 2009年03月15日 14:40
乙川様

こんばんわ。
昨日の私のコメント途中で切れてましたね。失礼致しました。

今日のオーストラリアの記事もそうですが、日本のあらゆる面(金融面に限らず)での排他的な行動は、あきらかに時代に逆行してますね。

海外の金融機関を利用していると、国内の金融機関の閉鎖的な体質や不便さが気になり何か利用する気がなくなりますね。

もちろん、海外の金融機関利用に伴う面倒な面もありますが・・・

話は変りますが、ブログを始めるにあたって、私自身の投資歴を軽くまとめてみました。良ければ、ご覧下さいませ。
(*^^*)


Posted by 恵(KEI) at 2009年03月16日 23:37
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