2008.12.23 http://otsu.seesaa.net/article/111580235.html
たいていは約定するので、ちょっとだけもうかった気がしていました。だって、買おうと決心したときの価格よりも安い価格で買えるのですから、もうかった気持ちになるのは当然でしょう。
しかし、考えてみると、こういう注文のしかたは、あまり意味がないようです。
確かに、たいていは約定するのですが、たまに約定しないときがあります。それは、株価(為替レート)が注文時よりも継続的に上昇してしまうときです。これによって、得られるはずの利益(逸失利益? 機会費用?)が得られなかったことがわかるのですが、これがけっこう大きいことがあります。何回も小口でもうけたとしても、1回の安い指値注文がそれらを吹き飛ばしてしまうことがあります。
最近は、為替でこれを経験しました。86円まで円高が進行するだろうと考え、90円くらいのときにもドルを購入することを控えていました。結果的に、100円までの円安になってしまい、ドルを購入するチャンスを見逃してしまいました。
ということで、少し安い価格の指値が必ずしも有利ではないということを実感しました。
ということは、つまりは、やや高い価格での指値注文でも損はしないことになりますし、成行注文でもいいということになります。どれでも同じことなのです。
しかし、理屈としては、そうなることは理解できるのですが、実際のところ、成行注文にするべきかというと、まだそこまでの決心はつきません。これは、論理上の納得というよりも、感覚的なもののようです。
ETF やインデックスファンドを購入する場合を考えると、あまり現在価格などにこだわらずに(策を弄せずに)、「適当に買う」ほうが精神衛生上もいいことなのかもしれません。