http://diamond.jp/series/analysis/10071
金融危機で「夢の海外暮らし」が一変してしまったというのです。
旅行作家の千葉千枝子氏の書いたものです。
記事を読むと、円を全て現地通貨に替えて資産が目減りした「年金難民」がいるというのです。乙の感覚では、まず、ここがおかしいと思います。全財産を現地通貨建てに両替するものでしょうか。
通貨の分散は、投資の基本です。(記事中の人物は「投資」していたわけではないかもしれませんが。)現地通貨建てに両替するのは、財産の一部にとどめておくべきです。円高になろうと、円安になろうと、あまり困らないようにしておかなければなりません。全財産を両替する人は、もともと資産が十分ではなかったのかもしれません。だとすれば、そもそも海外生活は初めから無理だったのではないでしょうか。
台湾では、日本の厚生年金を米ドル建てで受け取るという話ですが、台湾元に両替すると、目減りするというのです。これまた乙は理解できませんでした。だって、年金は日本円で支払われるはずで、それを米ドルなり現地通貨なりに両替するだけですから、米ドル建てで受け取る場合でも、円高(ドル安)ならば受け取る米ドルが多くなるのではないでしょうか。
本来、問題は、年金の支給時の日本円と、生活費として使用する台湾元との両替レートで決まるだけの話で、米ドルが高かろうと安かろうと、ほとんど影響しないと思うのですが、……。
ともかく、老後を海外で送ろうとすると、情報が少なく、いろいろと混乱しそうです。乙は海外生活も視野に入れているので、このあたりにもアンテナを張っておこうと思います。
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