このファンドの運用報告書については、1年前にも記事にしたことがあります。
2008.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/102975170.html
ネットでは、
http://leggmason.co.jp/ja/pdf/Disclosure/530011/530011_20090610.pdf
でみることができます。
p.2 によると、過去6ヶ月間では、騰落率がプラス 25.69% ということになっています。
なぜこんなに成績がいい(ように見える)かというと、それは p.2 にあるように、為替による利益です。つまり、豪ドル高・円安が進んだということです。
外国債券ファンドは、このように、為替の影響がかなり極端な形で出てくることになります。
p.3 にあるように、オーストラリア国債は利回りが 4.0-5.5% 程度でした。p.4 では、オーストラリア社債市場の対国債スプレッドは 2.5-4.2% 程度です。つまりもともと年数%程度しか利益は出ないわけで、それを考慮すると、為替レートの変動はきわめて大きな影響を与えていることになります。
なお、いうまでもありませんが、信託報酬 1.3125% というのは、年数%の利益を基準に考えると、高いと思います。
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