2006年01月29日

債券は本当におトクでしょうか

 伝統的に、資産運用するときは株式、不動産、現金の三つにわけよとか、株式と債券の比率(ポートフォリオ)を考えよなどといわれてきました。
 乙はゴミ投資家で、資産も大したことはありませんが、そういうお話を真に受けて、資産の一部を債券に投資しようと思いました。しかし、具体的な投資先として探してみると、あまりいいものがありません。
 国債は、ずっと続くこの低金利のため、ほとんど魅力がありません。安心感があるといえばありますが、国債の発行残高が異常に膨張していることで、日本の財政危機がいわれている現状では、万が一にも国債が紙くずになる可能性がありますから、大事な虎の子を国債につぎ込むのはどんなものでしょうか。特に長期国債は恐いように思います。
 公社債も同様に、低金利を反映して、魅力的なものがありません。
 すると、残るは、海外の(外貨建ての)債券です。
 乙は、2005年4月に、イートレード証券で「国際復興開発銀行 南アフリカ・ランド建債券」と「国際復興開発銀行 ニュージーランド・ドル建債券」の2種類を買いました。前者は 7.38% の利率で、後者は 6.065% の利率で、国内の低金利と比べると、それぞれ目がチカチカするほどの高金利です。
 前者は、2010年5月が償還予定なので、あと4年は寝かせることになります。後者は、2006年3月償還予定ですから、買ってから1年ほどで満期になるわけです。
 で、ちょっと気になって手数料を調べてみました。イートレード証券では、外貨建ての債券を買うとき、日本円で支払って、外貨に両替することになり、満期が来るとふたたび日本円に両替することになります。外貨のまま保持して次の債券を購入することはできません。(利払いも外貨建てですが、その時点のレートで円に両替されて支払われます。)売るときと買うときのレートの差で証券会社は儲けているのですね。
 南アフリカの1ランドは約18円で為替手数料は片道50銭(往復1円)ですから、為替手数料の大きさは 1/18×100=5.5% になります。ニュージーランドの1ドルは、約79円で為替手数料は片道1円(往復2円)ですから、為替手数料の大きさは 2/79×100=2.5% になります。
 さて、ニュージーランド・ドル建て債券の場合、間もなく償還ですが、せっかくの高金利 6% といっても、実は、その4割は証券会社に取られてしまうんですね。4割ですよ。いやはや、なんと大きいことでしょう。さらにいえば、6%の2割は税金で持って行かれますからねえ。
 もう一つの南アフリカ・ランド建て債券ですが、こちらは5年満期ですから、為替手数料 5.5% といっても、5で割って1年ごとに換算すれば 1.1% ですから、まあいいかもしれません。(でも、よくないか。為替手数料って意外と大きいですね。)
 こんなに為替手数料が高いのでは、外貨建て債券も今ひとつということになります。
 乙は、これに気がついて(買う前に気づけよ!!)、満期が来たら、もう外貨建て債券は買わないことにしようと考えています。
 債券を買っている人は、本当に儲けているのでしょうか。債券は本当におトクなのでしょうか。

http://otsu.seesaa.net/article/15412720.html
で、ニュージーランド・ドル建て債券が償還された(満期を迎えた)ことを書きました。
posted by 乙 at 07:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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債券
Excerpt: 債券のデフォルトリスクを判断するものとして格付けがある。 債券の格付け制度は、企業や金融機関等が発行する債券につ いて元本と利息が満期までに支払われるかどうかの安全性を 第3者が判定する制度..
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Tracked: 2006-07-30 16:41
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