http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090910AT1G1001L10092009.html
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090910AT1G1000Q10092009.html
http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200909060237.html
http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200909060234.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000053-jij-soci
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090909/CK2009090902000108.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090911/CK2009091102000090.html
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009090700200
この種のニュースを聞いていつも思うのは、大学関係者は投資のことをまったく知らないのではないかということです。
今回の話は、詐欺事件だったようで、まあねらわれたら逃げるのはむずかしそうですし、理事の一人が詐欺事件に荷担していたとなると、いよいよ理事会は手玉に取られてしまうものでしょう。
それにしても、今回の話、聞けば聞くほど不可解です。
理事会メンバーの誰も今回の投資話を変だと思わなかったのでしょうか。思わなかったのでしょうね。だから大学関係者はバカだといわれてしまうのです。
乙が関係しているある団体の話ですが、運用などについて話し合ってみると、大学関係者の中には知識のレベルが低い人もいて驚きます。利率が上がると債券の価格が下がり、利率が下がると債券の価格が上がるということさえ知らなかった人(某私立大学の教授)がいたのですから。あ、もちろん、彼の専門は経済学ではありません。こういう人が議論に参加して運用方針を決めたりするのですから、危なくてしかたがありません。まあ、その組織では、トップの人が民間の人なので、ちゃんと判断できているのですが、……。
それはともかく、大学の理事会の全員が全員というわけでもないでしょうが、この程度の人が加わっている理事会ならば、詐欺師にねらわれても当然かもしれません。
各大学の理事会はしっかりしないといけません。教学の面では実績のある人たちなんでしょうが、資金の運用は別世界ですからね。重要なことは、つまりは、理事個々人が資産運用の勉強をしておくということです。
参考記事:私大、運用で評価損
2009.5.28 http://otsu.seesaa.net/article/120331420.html
日本の最高学府がこの有様では、日本人に効果的な経済的教育を…なんてのは夢のまた夢ですね。
各私立大学の理事会のメンバーの顔ぶれを見ないと何ともいえませんね。
実際のところ、どうなのでしょうか。
乙はあまり大学の内部を知らないのですが、理事会メンバーの中には各学部長が加わっていることが多いのではないでしょうか。
学部長は教員がなるものです。
ということは、理事会メンバーの中にかなりの割合で教員がいることになります。
教員が実際の資産運用を直接担当している例はないと思いますが、そういうことをしていいかどうかを判断しているのは理事会ですから、結果的に、資産運用にうとい教員が判断を下しているケースもありそうです。