2008.10.15 http://otsu.seesaa.net/article/108093853.html
その後、スーパーファンドは 2008 年の10月度の運用成績がすばらしく(1ヵ月で 24.49% の上昇)、悔しい思いをしました。
2008.11.27 http://otsu.seesaa.net/article/110251569.html
それから約1年経っています。スーパーファンドはその後どうなったのでしょうか。
http://www.superfund.com/HP07/download/SICAVBUSD_factsheet_rw_en.pdf
に運用成績が書いてあります。
年月 | 運用成績 |
2008年10月 | 24.49% |
2008年11月 | 2.64% |
2008年12月 | 2.90% |
2009年 1月 | 0.70% |
2009年 2月 | 0.76% |
2009年 3月 | -4.51% |
2009年 4月 | -10.33% |
2009年 5月 | -17.61% |
2009年 6月 | -4.30% |
2009年 7月 | -12.88% |
2009年 8月 | 4.66% |
何と、2009年3月からは連続5ヵ月ものマイナスが続いています。
2008年10月から2009年8月までの成績を通算すると、
1.2449×1.0264×1.0290×1.0070×1.0076×0.9549×0.8967×0.8239×0.9570×0.8712×1.0466
=0.8212
ということで、18% ほどのマイナスになっています。2008年10月の 24.49% 上昇を含めてこういう成績なのですから、10月の好成績を見てスーパーファンドに投資を決めた人は、大きな損失を抱えていることでしょう。
もしも、乙がスーパーファンドを9月末で解約せずに、ずっと保有していたとしたら、2008年の好成績を享受することができました。しかし、では、2009年の初めにこのファンドを解約できたでしょうか。いや、できなかったはずです。それまでの運用成績からすれば、もっと長期に保有し続ける判断をしたはずです。その結果、2009 年の大幅下落に見舞われていたことでしょう。
「人生万事塞翁が馬」をふたたび感じてしまいました。
2008 年9月末の解約は、決して悪くなかったと思います。
それにしても、スーパーファンドはこんなにもボラティリティが大きいファンドなのですね。
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その割りに、信託報酬が割高だと感じます。