「赤い羽根」は国民的行事のようなものでしょう。
しかし、日経新聞10月1日夕刊17面にあった記事によれば、実は、「赤い羽根」などの募金額が右肩下がりで落ち込んでいるのだそうです。「赤い羽根」の場合、1995年度がピークで、約265億円。それが次第に減少し、2008年度は約208億円まで減ったとのことです。2割減です。
寄付する人は、高校生くらいから一般のサラリーマンくらいでしょうから(一部の退職者も寄付しているでしょうが)、そのあたりの人口が減っている可能性もあります。日本は少子高齢化が進みつつある事実を考慮するべきです。記事では、そのような掘り下げがなされず、単に寄付の総額が減っていることを述べているだけですが、できたら、労働人口の変動などと関連付けて、一人あたりの寄付金が減っているのかどうかを示してほしかったです。
たとえば、
http://www.ipss.go.jp/syoushika/seisaku/html/121a2.htm
によれば、1995 年の 15-59 歳人口は 5,800 万人、2010 年は 5,497 万人です。こちらは 5% 減ですから、募金の減少傾向を少子高齢化で説明するのではよろしくないといえます。
最近は、一人あたり寄付金も減っていると言えるようです。
乙は、日本人の中に寄付文化が根付いていないのではないかと見ていますが、さて、どうなんでしょうか。
そういえば、乙の住んでいるところの町内会が、毎年、この時期になると「赤い羽根」募金を集めに来ます。ほぼすべての人が、横並びで(同額を)寄付するわけですが、こんなことでは寄付文化が根付くはずがありません。
もっとも、では、どうしたらいいかといわれると、乙にはアイディアがないのですが、……。
参考記事:
2009.1.20 日本の寄付の文化
http://otsu.seesaa.net/article/112879970.html
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