社長100人アンケートでは、国内景気が二番底に陥る「危険性が高い」(7.3%)、「危険性がやや高い」(30.7%)が合計 38.0% となった。理由としては「景気刺激策の効果一巡」が 69.2% で最多で、「円高の進行」(38.5%)、「国内の政治・経済状況」(36.5%)が続いた。二番底のおそれがある時期は2010年1〜3月が 46.5% で、同4〜6月が 26.9% だった。
なるほど、社長さんは冷静に見ているようです。理由が示されているので、納得できます。麻生政権の変な「景気刺激策」も化けの皮がはがれるし、民主党は補正予算の執行を中止するしで、今後の見通しははっきりしません。円高もすでにかなり進行しているだけでなく、今後さらに進む可能性もあるわけで、日本経済はなかなか苦境から脱することができないのかもしれません。社長さんの感覚はかなり現場を反映しているように思えます。
ということは、投資家としては、今は日本株に対する投資を控えて、現金を積み上げるべきなのかもしれません。来年春ころに二番底になったら、出動開始です。
二番底にならなかったら、……38% が二番底を警戒しているとしても、残りの 62% はそうではないわけで、今のままからゆっくりと景気が回復するというシナリオも考えられます。二番底にならないならば、現在株を買っておくのが正解ですが、どうなるかはわかりません。
乙としては、来年春ころに出動予定です。