2009.10.7 http://otsu.seesaa.net/article/129680323.html
いや、最初は毎「日」投資ではなく毎「月」投資と読み間違えたほどです。(漢字が似ているし、乙は、最近視力が落ちて文字が読みにくくなっていますから。)
「驚く」といっていいほどの斬新なアイディアでした。
もしも、投信の最低購入金額が 1,000 円であれば、毎日 1,000 円ずつ購入するという投資方法が可能になります。毎月3万円の購入よりもドルコスト平均法の考え方が強く働きます。
毎月1万円を積み立てる場合、3日に1回購入するような設定にしておけばいいということになります。
では、毎日投資の考え方のメリット・デメリットについてどう考えるといいでしょうか。
メリットは、ドルコスト平均法の考え方がよりよく当てはまるということでしょう。しかし、ドルコスト平均法は、毎月1回の投資と比べて特に有利な投資法ではなく、どちらも同じです。積立で手間が要らない点もメリットですが、これは毎月投資と同じです。
他にもメリットがあるのかもしれませんが、乙には思い当たりません。
一方、デメリットは、報告書の類がわんさかくることでしょう。毎日1件ずつ来ます。全部読めれば(いや読まなくても目を通すだけでも)いいですが、けっこう大変です。「読まなくていい」という考え方もありますが、毎日投資の他にスポット的に投信の購入をしていれば、そういう投資行動の記録も毎日投資と一緒に記載されて送られてきますから、確認しておかないといけません。数日程度の旅行に行った場合でも、かえってくると数通の(日数分の)報告書が届いていることになります。長期の不在はおおごとになります。電子的に確認できる場合でも事情は同じです。乙は、現在でも、電子的に送られてくる(WWW にアクセスして pdf ファイルを読む)報告書さえ処理しきれない感じなのに、それがぐっと増えたら、時間的に破綻しそうです。
投信は、購入の注文から、約定(代金の引き落とし)まで、数日間のずれがあることもけっこうめんどうで、証券会社の MRF 口座の残金などをきちんと確認しておかないといけません。
また、証券会社の休みの日、何らかの事情で証券会社のシステムがダウンしたとき、さらには投信運用会社や証券会社が潰れたときなど、毎日投資をしていると、まさにその日にぶつかる可能性が高くなり、トラブルに巻き込まれそうです。
というようなことを考えてみると、いろいろなデメリットがあり、毎日投資ができるようになったとしても、乙ならば申し込まないと思います。
なお、1,000 円投資ができるようになっても、それは積立投資限定というわけには行かないでしょうから、スポット購入にも対応しなければならないでしょう。
1件 1,000 円の投信の販売が証券会社側のコストに見合うのかどうか、乙にはわかりませんが、かなり疑問です。仮に申込手数料が(高めの)3% だったとしても、1,000 円では 30 円です。ハガキを出すだけで(郵送料だけで)50 円かかる現状では、1,000 円投資で証券会社側のコストがまかなえるとは思えません。
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私は毎週投資です。毎週、2つの投信を交互に全く機械的に買っております。
以前、MSCIコクサイの過去データを使って、毎週、隔週、毎月、四半期、半年、毎年のペースで買う場合を比較したことがあります。結果は、毎月以上の頻度なら大差ありませんし、四半期買でも十分という感じでした。四半期ごとに海外ETFを50〜100万ずつ買うのもアリかなと思いました。
それなのに毎週(投信単位では隔週)買っているのは、まあ気休め的なものと、習慣化したからです。それ以上の頻度では、やはり取引報告書の管理が大変なんで考えられません。
なるほど、毎週投資ですか。
投信単位で隔週という投資法はありだと思います。
自動積立投資でしょうね。さもないと(手作業だと)毎週時間が取られ、かつ間違えないように念入りに操作しなければなりませんから大変ですね。