ポートフォリオでは、新興国株が多く、欧米の債券が少ないと思うので、新興国株を売って、欧米の債券を買うのがよさそうです。
しかし、今はアメリカの金利がやや低いようで、債券を買う時期だとはいいにくいでしょう。
10年米国債を見ると、
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=^TNX&t=5y&l=on&z=m&q=l&c=
今の金利は 3.255% です。今年の初めの最低ラインからは上がっていますが、まだ不満な水準です。4% から 5% 以上はほしいところです。
ヨーロッパでも似たようなものかもしれません。
債券を買うのは、あと1年くらい先にしたいと思います。これは、ETF を通じた債券投資でも同じことだと思います。
日本の債券は、超低金利が継続しているので、乙は元々投資を考えていませんでした。もう少し金利があがってきたら債券投資を考えてもよいという程度です。しかし、だんだん、たとえ低金利でも、日本の債券を考慮してもいいかなと思うようになりました。社債はリスクがあるので、当面は国債を想定しています。
とはいえ、国債(個人投資家にとっては個人向け国債のことですが)の金利は決して高いものではなく、
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kojinmuke/houdouhappyou/p210902.htm
によれば、個人向け国債の利率は、今年の9月時点の変動10年もので 0.53%、固定5年もので 0.60% です。これだったら、1000 万円までは定期預金のほうが利率が高いので、国債よりも定期預金にしておくほうがいいと思います。
こんなことを考えてみると、資金をあまり株に振り向けるよりも、このあたりで定期預金にシフトしてもいいような気がしてきました。国内債券と定期預金を区別する必要はなさそうです。
関連記事:
2009.5.26 長期金利、日米欧で上昇
http://otsu.seesaa.net/article/120228774.html
2009.6.1 新生銀行で 100 万円の定期預金
http://otsu.seesaa.net/article/120590919.html
2009.9.25 SBJ銀行の円定期預金の利率
http://otsu.seesaa.net/article/128785028.html
何時も興味深く拝見しています。個人的にはヘッジファンド購入のきっかけや、信頼できる代理店の見分け方(初めてだと、どの代理店も怪しく感じてしまいます)などの記事を期待します。
今後は株ではなく債権に投資をシフトしていくということですが、乙川様も指摘されていますように現在の債権の利子は低い。ということは経済環境の過熱感がないので、むしろ株の投資時期ではないかと思います。債権に投資してよい環境になるまでに株式の回復も期待できるので資金を寝かせておくより株式に投資した方がよいと思いますが如何ですか?もちろん、これから更に株式が下落し、現金最強となる可能性も高いのですが・・・
最低購入価格は5万円と投資信託や個人向け国債より高額ですが、毎月発行されており計画的な購入が可能です。
[財務省 - 新窓販国債]
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/shinmadohan/index.html
[SBI証券 - 利付国庫債券]
https://trading1.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&burl=search_bond&cat1=bond&cat2=japan&dir=japan%2F&file=bond_domestic.html&getFlg=on
私のケースでは 国内債券ファンド→ドルコスト平均法で10年利付国債にスイッチ を行っています。
利金の再投資を行いにくいのがネックですが国内債券ファンドを組み合わせることで再投資をしています。
私の場合、リーマンショック直後で唯一プラスの資産クラスでした。。。
少し古い記事ですが以下に私の考えを記載していますのでご参考まで。
[Skygear - 国債と国内債券ファンドの考察]
http://skygear.blogspot.com/2008/03/blog-post_16.html
現在のところ、悩みつつあります。
少しずつ株式の ETF を購入していますが、ということは、だんだんポートフォリオ中の株式の比率が増えていくわけで、それでいいのかと考えてみると、若干躊躇を感じるといったところです。ある意味で、現金が積み上がりつつあるので、これをどうするかといったところが悩ましいわけです。
手探りで進んで行かざるを得ません。
なお、乙の場合、最近はヘッジファンド否定論に傾いてきており、ようすを見て解約する方向で考えています。
代理店の見分け方なんてないと思います。エイヤしかありません。アヤシイといわれるとその通りですが、……。
[Skygear - 国債と国内債券ファンドの考察]を拝見しました。
大変参考になりました。
今まで国債を買ったことがないので、「個人向け国債」しかないものと思いこんでいました。個人が10年利付き国債に投資する手はあると思います。
それにしても、1.3% 程度の金利では、いかにも手を出しにくいものです。これで10年固定されてしまうのですからねえ。せめて 3% くらいになってくれれば、購入する気持ちにもなるのですが、……。
乙の勝手な予想では、今の低金利はかなりの長期間にわたって継続するものと思っています。
というわけで、やはり、国債よりも定期預金かなと考えています。