http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3283
もっともです。
羽田空港をもっと活用するようにしましょう。羽田が本当にハブ空港になれるかどうかはわかりません。アジアのハブ空港は無理でも、日本国内のハブ空港ならば可能です。
さて、成田空港と羽田空港をどのように使い分けるべきか。
都心から短時間で行ける羽田空港があるなら、成田空港は不要か。そんなことはありません。成田は成田で活用するべきでしょう。しかし、羽田でも成田でも自由に乗り入れることができるとなったら、着陸料が高く、都心から遠い成田空港を希望する航空会社がどれだけあるでしょうか。
利用者の側に立って考えても簡単にわかります。成田を利用するなら、航空運賃が安上がりでなければなりません。
そうです、だからこそ、成田空港には海外のLCC(格安航空会社)の活躍の余地があります。
JAL も ANA も、羽田を利用していいでしょう。海外の有名航空会社もどんどん羽田に発着させましょう。一方、成田にはLCCを誘致しましょう。羽田からアメリカに行くと10万円かかるときに、成田からアメリカなら3万円で行けるとなれば、成田経由を選ぶ人もいるでしょう。時間があるけれどお金の余裕が少ない学生とか退職者などはけっこう成田を選ぶ場合が多いのではないでしょうか。遠い空港を利用する人には安い航空運賃というメリットを提供しなければなりません。経済の仕組みを考えれば当然の話です。
このアイディアはかなり行けそうな気がしますが、どうなんでしょう。
あ、どこの航空会社でも羽田発着を希望できるとすると、LCCも羽田を希望しますね。その場合は、「規制」するのでしょうかね。
こんなことを考えてみると、給料が(退職後の年金も)高い(したがって運行コストが高い)日本航空などという会社がなぜ存在するのか、わからなくなってきました。こういうのは潰してしまって、日本の空に海外の航空会社(だけ?)を全面的に導入すれば、需要と供給に従った理想的な航空行政ができるように思います。羽田−福岡間をデルタ航空が運行しても何も問題はないように思うのですが、そんなことは無理でしょうか。こういうことがオープンスカイ政策なのではないでしょうか。
もちろん、海外の航空会社は日本政府のいうことを聞かないので、万が一のときの外国からの邦人脱出などには使えませんが、そのような場合こそ、政府専用機や自衛隊機の出動場面のように思います。
日本航空は経営的に危機的状況だという話ですが、だとしたら、これは潰してしまう絶好のチャンスです。日本航空がなくなっても、日本国内の、また日本と外国を結ぶ航空路線はなくなりません。需要があれば供給があるものです。
関連記事:
2008.9.19 高城剛(2008.6)『70円で飛行機に乗る方法』(宝島社新書)宝島社
http://otsu.seesaa.net/article/106780453.html
2008.2.18 PTと海外格安航空
http://otsu.seesaa.net/article/84564177.html
【関連する記事】
私も自分のブログで、「成田はLCCと貨物専用空港にしちゃえ」って書いたんですが、皆さん考えることは同じですね。
ただ、以前Air Asiaが茨城空港乗り入れを検討してるって報道がありましたが、成田をLCC専用にすると採算の合わない地方空港の仕事を取っちゃうことになるかもしれませんね。
JALの社員が皆、高給という訳ではありませんし、潰れれば家族が路頭に迷う人が居るのは紛れも無い事実です。
御貴兄のように預貯金数千万をホールドしている社員など一握りです。
もう少し、世間の現実に目を向けた配慮あるご意見を。
コメントを書くときに「ホームページアドレス」を書くことができます。ぜひ、URL を入れていただきたかったです。
あるいは、コメントの中に URL を書いていただいてもけっこうです。
検索してみると、
http://blog.livedoor.jp/poesaku1/
のようですが、ここで「LCC」を入れて「検索」してみても、ヒットしませんでした。
日本には空港が多すぎるように思います。ですから、地方空港のいくつかが潰れる(廃港する)くらいでちょうどいいのではないでしょうか。
JAL の社員が全員高給でないとしても、ときおり新聞や雑誌などで見かける記事では、確定給付年金の負担が重くのしかかっていることなどを考慮すると、一度リセットする必要があるのではないでしょうか。今のままのあり方を変えないで JAL が再生するかと考えてみると、はなはだ問題です。
アメリカでは GM でさえ破綻したわけですから、JAL も一度破綻して(破綻させて)再生を目指すことは可能でしょう。
そんな荒療治をしないと、もうどうしようもないところに来ているように受けとめています。
そんなことをしたら、社員やその家族が路頭に迷うことになるというのはおっしゃるとおりです。しかし、そのようにすることで会社は再生します。
今のままの赤字垂れ流し経営を続けていって展望はあるのでしょうか。
現代の日本社会のしくみからいって、そういう会社は資金繰りがつかなくなって潰れるしかないというのが現実です。
二重の投稿になったらごめんなさい。
---以下本文---
投稿の作法もわきまえず失礼しました。
実は、mixiの方に書いておりまして、内輪ネタも多く不適当と思ってあえてURLは書きませんでした。
ご指摘のURLは私のものですが、こちらを書くと検索された場合に「書いてないじゃん」ということになるので書かなかった次第です。
充分な分析もないただの思いつきなので、余り参考にならないと思いますが、一応載せておきます。
---以下、mixiの引用---
なりたはいらん〜 2009年10月15日16:15
羽田のハブ空港化、どうやら玉虫色の決着になったようですね。
不用意に発言した前原も前原だが、森田健作も派手に怒ったパフォーマンスやって。
なんか、できレースのような気もせんではないが。
以前、扇千影が国土交通大臣やってたときにも、なりたはいらんよ〜って発言があったよな。
要は、不便な成田はいらんってことでしょ。
それに、これだけ時間かけたにもかかわらず、まだ完成してないし、完成の目処もたってないなんてね。
それにしても大学時代に成田闘争を経験したあっしとしては隔世の感があるな〜。
死者まで出して、誰からも歓迎されないって、ほんと不幸な空港。
どうかな〜?
いっそのこと貨物とローコストキャリア専用空港にしたらどうだい?
安けりゃ良いって奴等なら、アクセスに不便でも我慢するんじゃないかな。
---引用終わり---
貴兄のブログは、非常に合理的でいつも感心して拝見させていただいております。
こんなんで良ければ、以後お見知り置きを。
成田への交通費用をコストに感じる方が、羽田発着の高い運賃にコスト意識を持てない方が、異常です。
本当にコスト意識を持つならば、羽田にこそLCCが必要なのです。
羽田空港は現状で国内線のハブですし、国際線の発着料金は、成田を抜いて日本一です。
成田が建設されるに至ったそもそもの原因は、羽田の騒音問題に端を発した新左翼の羽田反対闘争が原因です。
詳細は、羽田空港爆音被害で調べれば判ります。
建設技術云々、利権云々は、在東京のマスコミや新左翼が後から広めた全くの嘘です。
羽田から車で1時間の場所へ国際線を追い出したいが、成田みたいな田舎に出来るのが気にいらないので、わざわざ新左翼を使って成田闘争を起こしたのです。
その側面と成田は遠い遠いとだけ、散々報道したマスコミによる刷り込みも影響しています。
遠いなら、連絡路を便利にするのが本筋ですが、それさえも成田新幹線を都民と新左翼が潰しました。
折角潰した成田新幹線も、成田スカイアクセスとして甦りましたが、それが気に入らないのも在京マスコミと新左翼です。
新左翼やマスコミの本当の目的が、羽田と成田をはじめとした、国際線を日本から無くす事に気付くべきです。
ここでは、成田空港と羽田空港が併存する現状を基に、どのように使い分けるべきかを考えてみました。
航空行政全般まで話を広げると、問題が大きくなりすぎて、議論が発散すると思います。