http://fortheopensociety.blog17.fc2.com/blog-entry-255.html
先進国のGDPがあまり成長せず、新興国のGDPが成長しているので、株式投資も新興国中心にしたらいいのではないかという考え方です。
これは、カン・チュンドさんの提案
2008.12.29 http://otsu.seesaa.net/article/111858818.html
2007.11.28 http://otsu.seesaa.net/article/69520802.html
と同じ趣旨です。
銀座なみきFP事務所さんのメールマガジンでも「【日本株を持つ意味】」
http://archive.mag2.com/0000141697/20091027143810000.html
で、いっこうに上昇しない日本株に投資するよりも、新興国株に投資したらいいのではないかと論じています。
インデックス長期投資だからこそ、どこに投資するべきかを考える必要があるのかもしれません。
このあたり、乙も迷っています。
乙のポートフォリオ中では、新興国株の比率が目標よりも高い
2009.10.10 http://otsu.seesaa.net/article/129934742.html
のですが、それでもいいのかもしれません。
その場合は、かなり安易ですが、「目標ポートフォリオ」の比率を変えて考えることになりそうです。
目標=理想のポートフォリオ
2008.11.5 http://otsu.seesaa.net/article/109113190.html
を変更するという考え方です。
まあ、ポートフォリオなんて、個人投資家の年齢や時代の趨勢に応じて少し変えたってかまわないと思っています。それを突き詰めていくとインデックス投資から離れていくのですが、……。
ジェレミー・シーゲル(2005.11)『株式投資の未来』日経BP社
2008.4.7 http://otsu.seesaa.net/article/92505039.html
のことですね。
乙も、この本を読んだときにはショックを受けました。「成長の罠」の考え方に感銘を受けました。
しかし、最近、このことに疑いの眼を向けるような気持ちも強くなってきました。
なぜかははっきり説明できないのですが、……。
できたら、この本を読み直して、自分の「もやもや」をすっきりさせたいと思います。
私も『株式投資の未来』を読んでショックを受けました。
高い経済成長と投資のリターンは必ずしも一致しない。
巷で流布されている新興国、新興株に対する賛歌はかなりセルサイドに媚びた言説のようにも聞こえてしまうようになりました。
今後、「もやもや」に関する乙川さんのご意見を是非聞かせていただきたいと楽しみにしております。
新興国の成長率も一定ではないし、それに対するPER等の期待度も変化するし。
大事なのは、何事も先入観を持たず「フラットにありのまま」に事象を見ることだと思っています。