円建てですから、利回りが低くなるのはやむを得ませんが、だとすると、この社債は、利回りで勝負するのでなく、人民元と円の為替レートで儲けようという話になります。人民元建ての預金のようなものといえるでしょう。5年後、人民元と円の為替レートはどうなっているでしょうか。これは誰にもわかりません。常識的には人民元高(円安)でしょうが、さて、本当にそうなるかどうか、神のみぞ知るです。
こういうのは、あきらかにギャンブルです。為替レートが上がるか下がるかに賭けるのですね。
乙は、投資はギャンブルだという面もあるとは思いますが、商品として検討してみると、どうもこういうのには魅力を感じません。乙は申し込まないことにしました。
2011.2.28 追記
この社債が5年後どうなったかを
http://otsu.seesaa.net/article/188141328.html
に書きました。
よろしければご覧ください。
ラベル:E*チャイナ2
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