http://www.asahi.com/business/update/1207/TKY200912070318.html
鳩山政権が製造業派遣と登録型派遣の原則禁止を打ち出していますが、そういう規制が実施されると、派遣社員は正社員になれるでしょうか。企業アンケートの結果では、そんなことはありません。鳩山政権の法案提出は逆効果になることは明らかです。
派遣社員を使わないことにした場合、企業としてはいろいろな勤務形態が考えられますが、正社員を増やす方針の企業はごく少数に限られます。
それはそうです。
企業としては、手厚い規制に守られ解雇しにくい正社員の数はなるべく減らすのが正解です。
以前のアイデム社による調査と符合します。
2009.10.6 http://otsu.seesaa.net/article/129595922.html
もっとも、自分自身とその周辺を振り返って、勤務先の経営層の(決して口には出さない)内心を推測してみると、中高年の正社員たる乙をまずは解雇したいということなんでしょうかね。乙は、後輩・若者を信じて、さっさと退職するのがスジなんでしょうか。個人的にはあと15年仕事を続けたいと思っていますが、……。いや、今現在では12年でいいですが。
自分のこととなると、なかなか退職は決断できないものです。
なんだか自分で矛盾を感じてしまいました。
もっとも、乙が退職しても、その分が若い正社員でまかなわれるとは限りません。経営者の判断ですが、パートタイマーなどを数人雇って、乙の仕事の代替をさせるなどということもありえます。そうなれば、若い人に譲ると考えて乙が退職する意味がなくなります。
この際、乙は給与引き下げを甘受していくべきでしょうか。(あ、いや、乙の勤務先でそんな方針は現実には打ち出されていないのですが。)少なくとも、「ボーナスを○ヵ月分支給せよ」などという労働組合の勇ましい方針にはちょっと引いてしまいます。あまりおおっぴらに言えませんが「そんなにもらっていてホントにいいの?」などと感じてしまいます。12月のボーナスはすでにもらってしまいましたけれど。
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