http://diamond.jp/series/agric/10018/
この記事では、民主党の農家に対する「戸別所得補償」にどんな問題点があるかを明確に語っています。山下氏は日本の現状を正しく認識し、その上で民主党のこの政策に対して反対意見を述べているのですが、乙はまさに我が意を得たりという感覚でした。
日本のあるべき姿(ここでは農業)をトータルに考え、そこから個々の政策を決定していくべきなのに、民主党の各種政策を見ていると、このあたりがちぐはぐというか、場当たり的というか、総合的に考えられていない気がしていました。
あ、乙の親戚に農業をやっている人間がいますので、少しは農業を身近に感じることもあります。それでも、今提案されている政策には問題点が大ありのように思います。
ことは農業政策だけに限りません。
鳩山政権は、マニフェストに書いたことを愚直に実施していこうとするだけで、なぜそういう政策をとるのか、なぜマニフェストにそう書いたのか、そのあたりの検証や国民への説明も不十分です。
連立政権で舵取りがむずかしいのは理解できますが、まずは、政権運営の基本的なスジが通っていないのが一番の問題です。
今の民主党のやり方を見ていると、自民党と基本的に変わらないようです。こんなことでは、来年夏の参議院選挙は乗り切れないし、次の総選挙では、さらに政権交代などということになるかもしれません。自民党はあんまりだから、あと選択の余地は「みんなの党」くらいしかないですかね。消去法で考えるようではたかがしれていますし、現有勢力を考えると「みんなの党」が政権をとるなんて考えられないわけですが、……。
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