2009年12月30日

「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第4期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第4期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140833_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2008.7.5 「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第1期運用報告書
http://otsu.seesaa.net/article/102180205.html

 p.1 純資産総額が 22 億円になっています。期を追うごとに増加しているのはけっこうですが、いまだに 22 億円というのは、少額すぎて、少々心配レベルです。ただし、(純資産総額は増えているので)時間が経てば、それなりの金額になっていくものと思われます。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.2%、配当金要因+0.7%、となっています。あまりベンチマークと乖離していないようです。インデックスファンドとしては合格点でしょう。さすがに日本株だけあって、外国株よりは信託報酬が安くて済みます。しかし、一方では配当金も少なく、日本株の特徴が現れています。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬16円、売買委託手数料0円、保管費用等0円で、合計 16 円となっています。安くてけっこうです。なお、p.28 にあるように、マザーファンドのほうのコストを見ても、0円になっています。日本の運用会社が日本株に投資するといかに安くなるかがわかります。「STAM グローバル株式インデックス・オープン」
2009.12.29 http://otsu.seesaa.net/article/136826150.html
よりも、さらに安くなるわけです。
 これに比べたら、「STAM 新興国株式インデックス・オープン」
2009.12.28 http://otsu.seesaa.net/article/136741302.html
のコストがいかに高いか、よくわかります。
 p.7 上段の株式売買比率を見ても、時価総額 1280 億円に対して株式売買金額は 118 億円であり、売買高比率は 0.09 にもなっています。これまた低くて、インデックスファンドとして妥当なところでしょう。
 ただし、マザーファンドのほうを見ると、p.28 ですが、時価総額 1208 億円に対して 386 億円を売買し、売買高比率は 0.31 になっています。ベビーファンドのほうは半年決算、マザーファンドのほうは1年決算という違いはあるでしょうが、かなりの差があることが気になりました。
posted by 乙 at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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