2010.3.21 http://otsu.seesaa.net/article/144206797.html
に書いたように、孫の出生祝として、未成年者名義で口座を開設して、バランス型ファンドを購入するという方針を考えます。
証券会社とファンドの組み合わせで探してみました。
すると、いくつか候補が挙がってきます。
[1] セゾン投信……セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
運用報告書
http://www.saison-am.co.jp/pdf/annual_report1_0912.pdf
純資産額255億円 信託報酬 0.74%±0.03%(概算)
http://www.saison-am.co.jp/question/question_a10.html
のように、未成年者の口座が作れます。両親が電話で申し込む形で売買します。
[2] マネックス証券……マネックス資産設計ファンド<育成型>
運用報告書
http://www.diam.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2010/02/25/313851_monex_assets_design_ikusei_unho.pdf
純資産額74億円 信託報酬 0.9975%
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/srv09_02.htm
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G905/acc/caution_m.htm
のように、親が代理人として管理する形で未成年者の口座が作れます。
[3] SBI証券……SBI資産設計オープン(スゴ6)<資産成長型>
運用報告書
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140831_R.pdf
純資産額17億円 信託報酬 0.714%
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/help/account_06_01.html
https://trading1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_sogoaccount_underage.html
にあるように、親が口座を持っていれば未成年者も口座が持てます。
[4] 野村證券……ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド『愛称:投資生活』
運用報告書
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00702.pdf
純資産額15億円 信託報酬 0.63%
未成年者は口座開設ができるようですが、野村證券の支店に聞いてみないとわかりません。
[5] 楽天証券……楽天資産形成ファンド(愛称:楽天525)
未成年者は口座開設ができないようです。
これらを比較しているものとして、モンチさんの記事がありました。
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/467/
乙なりに考えてみると、次のようなことかなと思います。
まず、純資産総額が大きいほうが安定感があり、長期的に運用されるだろうと思えます。純資産総額が小さいと、何らかの事情で資金流出が起きたりすると、運用が困難になり、償還されてしまうことがありそうです。
投資信託の純資産額がいくら以上が望ましいかについては、いろいろな考え方があるでしょうが、乙は、以前、20億円以上と書いたことがあります。
2006.2.3 http://otsu.seesaa.net/article/12678037.html
次に、信託報酬ですが、これは安いほうがいいに決まっています。
この二つの基準で考えると、現状では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が一番好都合のように思います。
いろいろ調べた結果、最初の考え方
2007.10.2 http://otsu.seesaa.net/article/58324626.html
に戻ってしまったようです。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、新興国が含まれているのもおもしろいでしょうし、リートは組み込まないというのもプリンシプルとしてわかります。外国への投資割合が高いのも、孫に対する長期的な投資教育を考えると、意義があります。
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私は1歳児の母ですが、娘が生まれてからの父のデレデレっぷりを見ているので、乙川様がにやにやしている様子は想像に難くありません。
実は私も娘用に投資信託をと思い、いろいろと検討している最中です。
セゾン投信では親権者でなくても未成年の口座開設ができるとは驚きです。ただ、ファンド・オブ・ファンズなので資産配分比率や信託報酬については妥協する必要がありそうですね。
私は親権者なのでSBIかマネックスに口座を開設する予定です。最近は投資信託の積立が千円単位で設定できるので、STAMシリーズまたはeMAXISシリーズの積立比率を千円単位で設定しバランスを取ろうと考えています。コストが抑えられる分、自分でリバランスしなければなりませんが。
投資信託を買う場合、他人名義の口座からは入金できないので金融機関の口座を作る必要がありますが、実はこちらも制約が意外に多いようです。
我が家では既に児童手当の積立用にソニー銀行に口座を作っていたのですが、SBIやマネックスでは即時入金できず振込手数料がかかりますし、セゾン投信の場合はそもそも取り扱い対象外でした。
また、SBIネット銀行では口座開設の条件が18歳以上ですし、新生銀行は親権者が口座を持っていることが条件のようです。口座開設可能な銀行でも本人だけでなく親権者の本人確認書類が必要なところが多いようです。
息子さんに負担をかけることを心配されているようですが、お孫さん用の口座開設に必要な本人確認書類を用意してもらう必要があるので手間という点では一緒ですし、口座開設だけなら無料なので、それほど負担が増えることにはならないのではと感じています。
また家族紹介でちょっとしたおまけをもらえることがありますし。
記事の内容から話題が変わりますが、以前「ジェレミー・シーゲル(2005.11)『株式投資の未来』日経BP社」の記事にコメントした者なのですが、その後の「ジェレミー・シーゲルの「成長の罠」は新興国に当てはまるか」の記事も非常に楽しく読ませていただきました。
長男の奥様のご懐妊、おめでとうございます!
出生祝の投資信託ですが、償還リスクを低減させるために2、3の投資信託へ分散投資するのも方法の1つですぞ。
自動リバランス型でしたら2、3の投資信託へ分散してもほったらかしで良さそうですし、なによりファンドまで「分散投資」することで投資教育への効果が期待できそうです。
国内の証券会社での購入であればセゾンバンガードグローバルバランスファンドと類似品?ですが、住信世界インデックスファンド成るものもあります。
http://www.sumishinam.co.jp/fund/lineup/detail/index.php?fund_id=89
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/whatsnew/292.pdf
何が違うか?というと難しいのですが、ネット証券でも買えるかセゾン投信に口座を作らないといけないかの差でしょうか、、。
セゾン投信では、ブログ記事本文中の URL に示されているように、親権者でないと取引はできません。したがって、口座開設にあたっては、親権者(乙のケースでは長男夫婦)の同意が絶対に必要です。
入金がどうなるかは、さらに検討しますが、未成年者が銀行口座を持っていないこともありうるので、セゾン投信側で何らかの対応がなされるだろうと思います。(名義が違っていても入金を受け付けるとか……。)
いずれにせよ、長男夫婦に若干の手間をかけることは避けがたいと思います。
なるほど、複数の投資信託への分散投資もあるかもしれませんね。
しかし、今回、乙が調べた限りでは、セゾン投信の例と同様のバランス型投信はないように思いました。
つまり、それくらいに未成年者口座の場合はセゾン投信で決まりだということです。
複数の口座を開設すると、それぞれに親権者の同意書などが必要になり、長男夫婦の手間が増えるので、あまり好ましくありません。
むしろ、七五三のときに別途追加してプレゼントするほうが望ましいと思います。
住信世界インデックスファンドを見てみましたが、運用している純資産総額がずいぶんと小さいようです。まあマザーファンドは大きいので、いいのかもしれませんが、このようなレベルだと、投信会社に見放されそうな気がして、怖いです。