「岸博幸のクリエイティブ国富論」の中で、電子書籍のコスト(ただし、アメリカの例ですが)について言及されていました。
http://diamond.jp/articles/-/7841?page=2
これは、なかなかおもしろかったです。推計値ということで、あまり信頼性はないとの断りが書いてありますが、そうはいっても、かなり真実に近いところだろうと思われます。ハードカバーの本の場合で、印刷/流通/在庫の費用は、実は大したことがないというのです。
このコスト構造から考えると、電子書籍になったからといって本の価格が大幅に安くなることはなかろうということです。
電子書籍の値段の設定は悩ましいものです。ずいぶん安く設定されている面もありますが、それは、どこかがそれなりの負担をしているのでしょう。
世の中は、電子書籍の方を向いて動きつつありますし、パソコンIT信奉者は、ますますその方向を向いて旗を振っていますが、実際は、そう簡単な話ではなさそうです。
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