これについては、前回の記事
2010.5.8 http://otsu.seesaa.net/article/149187943.html
と矛盾するようですが、海外には、高コストなファンドもある一方、低コストのファンドもあるのです。そして、低コストのファンドを探せば、国内の証券会社を通じた投資よりもはるかに安い投資が可能になるわけです。
安上がりの投資の典型は、ETF です。国内にもさまざまな ETF が上場されるようになってきましたが、海外の ETF は、実に強力(低コスト)です。バンガードの ETF などは、本当に驚くほどの低コストです。
ただし、国内の SBI 証券や楽天証券などの証券会社経由で投資すると、手数料が高くなります。1回の購入で手数料が数十ドルもかかるなんて、信じられません。円からドルへの為替手数料も大変です。
そういう意味では、Interactive Brokers を利用した投資は圧倒的な低コスト投資が可能です。
詳しくは、カテゴリー Interactive Brokers にある各種記事をご覧ください。
ただし、IB は、ある程度の資金がないと、かえって高コストになります。1年間に 120 ドルほど固定的にコストがかかります。1万ドルの資金では、年間 1.2% のコストがかかります。5万ドルの資金運用では 0.24%、10万ドルなら 0.12% というわけです。乙の感覚では、数万ドルでは不足気味でしょう。10万ドルを超えるくらいになると、低コストが実感できるかと思います。
というわけで、海外の方が投資コストが安いという考え方は、うまく証券会社やファンドを選べばその通りだと思います。乙は、現在、この点を重視して海外(での)投資を行っています。
以前は、乙も同様に考えていました。
2008.4.29 http://otsu.seesaa.net/article/94842748.html
の記事でも、まずは「選択肢の豊富さ」を挙げています。
しかし、最近は、あまりこれを感じなくなってきました。自分が投資する ETF なり何なりは、そんなにたくさんバラエティがあってもしかたがないわけで、一度低コストのものを選んだら(それを選ぶ手間がかかりますが)、それを購入し続けるのでもいいような気がしています。