2006年03月23日

M・F・PオークションファンドU(共同地主ファンド)には投資しないことにしました。

 乙は、2005年3月にM・F・PオークションファンドU(共同地主ファンド)という私募ファンドを見つけ、目論見書を請求しました。それを検討した結果、投資しないことに決めました。
 このファンドは、ワイズ不動産投資顧問
http://www.wise-cir.co.jp/
が募集しているもので、概要は、
http://www.wise-cir.co.jp/fund/index.html
に書いてあります。
 出資金は、200万円以上100万円単位で、申込手数料2%がかかります。それに有限会社の出資金5万円がかかります。中途解約手数料は 2% か 10 万円の高い方ということです。200 万円の出資を考えると、事実上 5% の解約手数料がかかるということになります。これは高いです。まあ長期投資を考えれば、解約はしないものですが、しかし、途中の運用結果に不満があった場合は、やっぱり解約も考慮しなければなりません。その際に 5% といわれると、う〜ん、と考えてしまいます。
 出資者としては、4-10%の利回りが得られるようです。営業者の報酬は利益の 10% ということで、成功報酬制です。利回り、営業者報酬などは、まあ、こんなものでしょう。
 では、乙が出資しないと決めたのはなぜか。乙が目論見書をもらった段階で、出資者はたった4人しかおらず、1400 万円ほどを運用しているだけだったのです。これはいかにも小さいファンドです。はっきりいうと小さすぎます。これでは、満足な物件の取得はむずかしいでしょう。いろいろな物件に分散投資するなんてことは不可能です。一つの物件に投資するしかありません。ということは、不安定な運用しかできないし、資金の運用効率が悪くなるということにもなります。
 会社の報酬にしても、10% では小さすぎます。仮に 150 万円の利益があったとして、会社側は 15 万円を取り、出資者に 135 万円を配分するということで、これで 9.6% の利回りですから、たぶん、このあたりを狙うのでしょうが、会社側の取り分がたった 15 万円では、熱意を持って取り組むには足りないと思います。
 やはり、最低でも1億円以上、できたら数億円くらいを運用するようにならないと、きちんとした運用は望めないのではないでしょうか。
 今、どうなっているのか知りませんが、規模が大きくなっていれば、投資の価値はあると思います。そして、解約手数料がもう少し安ければ、投資してもいいと思います。
posted by 乙 at 04:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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