http://www.ohmae.ac.jp/ex/kabu/magmail/index150.html
日本の財政赤字のひどさは言うまでもないでしょう。いろいろな人が警告を発しています。
日本の債務残高は IMF、OECD までもが懸念しているレベルに達しているとのことです。
日本はいよいよ危ない国になってきました。「債務を削る」のは、民主党によれば3年後の衆議院選挙の後だとのことですから、それまでは選挙対策の意味も込めてさらなるバラマキなど、民主党のやりたい放題になるというのが大前氏の意見です。
「消費税の増税なども含め、3年後以降からというのですから話になりません。そんな脳天気なことを言っているうちに、金融市場から天罰を与えられることになるのは間違いないと私は思います。」ということから、大前氏はいよいよ日本の危機が迫ってきたと説きます。そうかもしれません。そうでないかもしれません。
早く、財政再建を心がけないと、日本は大変な嵐に巻き込まれそうです。
いつそうなるか、誰もわからないでしょう。「まだ大丈夫」と思いこんでいると、あるとき突然、国債の未達が起こり、国債の金利上昇が起こり、それによって銀行がつぶれ、一気に日本破綻に突き進む可能性もあります。
日本は、もう引き返せないところまで行ってしまったのでしょうか。
要するに現在の日本経済でIMFの出番など一切必要ないと言う事なのです。
今回の大前氏のメルマガは、IMF が日本政府に融資を検討しているという話ではありません。IMF が懸念を表明しているということです。だいぶレベルが違う話だと思います。
日本政府が、現金がなくて、国債が償還できなくなるということはないでしょう。印刷機で紙幣を刷ればいいのですから、それは大丈夫です。
というわけで、実際にはハイパーインフレ(もっともどの程度のインフレをそう呼ぶかは問題ですが)が今後ありそうなシナリオだということになります。
意見が食い違っていて、破綻する可能性が高いのか?低いのか?
どうにも分かりにくい。
危機だと言われている方が多いような気はしますけど。
自説を各々が展開されるだけでは理解しにくいので、
専門家が討論の形でケリがつくまでやって欲しいです。
そうですね。実に不思議です。
公開討論のようなことをやってほしいものですね。
とはいえ、それでも結論は出ないように思います。
「破綻する」という結論が出たら、そりゃ、破綻しないうちにそれってなもんで、大混乱が起こります。
「破綻しない」という結論が出たら、安心していていいのですが、万が一それで破綻したら、一体誰が責任をとるのでしょうか。
というわけで、甲論乙駁状態が一番いいのではないでしょうか。
日本の国債が海外に出回っていないからといって、安心していられるわけではなさそうです。
今読んでいるある本では、そのあたりの(ヘッジファンドなどの)テクニックについても書いてあり、乙はなるほどと思いながら読んでいます。(これについては近日中に記事にします。)
立場から議論していて詳細は
わかりませんが、日本の税収が
少なくとも現時点では足りないから
この議論がいつまでも継続するんだと
思います。税収はそこそこあがっていると
考えて小さい政府を目指すという観点で
解決しないのであれば
増税はさけられないでしょうね。
それが国民のためになればいいのでしょうが。正直今の私では判断つきかねません。
やはり、日本政府の歳入と歳出のバランスの問題でしょう。
今のようなアンバランスは、将来世代から借金して現世代の人たちが使い込んでいるようにしか見えません。
政府が行うべきことは、やはり歳入の範囲に収めるというのが基本でしょう。
今はそうなっていないし、以前からそういう状態が続いていて、いっこうに改善されないことが問題です。
>乙さん
「IMF が懸念を表明しているということです。だいぶレベルが違う話だと思います。」
余計なお世話(本当に)なだけです。無視するに限ります。
それと、すぐに破綻論ではハイパーインフレが出てきますが、これも杞憂です。
そもそも、一気に1000兆円も返済する必要は無く、というより、資本主義の仕組み上、債務は誰かが必ず引受けないと成長できないので完済する必要はないのです。実際に紙幣をするとすれば、当該年度の償還不足分だけでしょう。その結果としてマクロ経済が活性化して税収が増え、すぐに元の軌道に戻ることが容易に想像できます。
まあ、マクロ経済下では貯蓄額=借金額がおおよそ成り立つので、家計、企業が貯蓄を続け、経常黒字である限り政府は幾らでも債務を増やせるのです。