2006年04月02日

日本株と投資信託

 日本株に投資する場合でも、実際に株を売買する方法の他にファンド(投資信託)を利用する方法があります。
 乙は、両方ともやってみました。そうして、だんだん自分のスタイルができてきました。
 全体としてどんなことを考えているか、ちょっと書いておきましょう。
 ファンドには、平均株価よりもいい成績を出そうとがんばるアクティブファンドと、平均株価と連動するようにしようというパッシブファンド(インデックスファンド)があります。乙は、いくつかのアクティブファンドに投資していますが、パッシブファンドはまったく投資していません。手数料を見ると、アクティブファンドよりもパッシブファンドのほうが安く、その点でメリットがあります。また、アメリカなどでの各種研究によれば、アクティブファンドはなかなかパッシブファンドの成績を上回れないとのことです。
 しかし、パッシブファンドが平均株価に連動するようにするということは、明らかに業績が悪く、これから株価が下がっていくに違いないというような銘柄も買うことになるわけで、乙としてはそこがどうも納得できません。バリュー株でもグロース株でも、あるいは「変なものは買わない」でもいいのですが、やはり何か投資方針があったほうが成績がよくなる(ベンチマークを上回る)のではないでしょうか。乙はそのために若干手数料が高くなることはやむを得ないと考えます。
 なお、インデックスファンドよりは ETF のほうがさらに手数料が安いので、実際はインデックスファンドを買うことはないように思います。
 さて、ETF もインデックスファンドも、欠点があります。平均株価に投資しますから、平均株価を構成する銘柄の入れ替えがあると、そこで若干損することになります。なぜならば、銘柄の入れ替えによって、ある銘柄が平均株価の計算に使われるようになるとわかれば、その銘柄はインデックスファンド(何種類もあります)から大量の買いが入るのは明らかです(しかも買いが入る日まで事前にわかってしまいます)から、事前にその銘柄の株を買っておけばたいていは儲かります。また、平均株価の計算から外れる銘柄があれば、それは反対に大量の売りが出て、株価が下がることがわかりますから、入れ替え日よりも前に空売りしておけばいいことになります。
 この問題は、日経平均株価のような構成する銘柄数が少ない(たった225しかない)場合は、かなりはっきり現れるはずです。しかし、平均株価は、株価の値動きを見るのに便利な指数であり、構成銘柄は、時代の流れとともに順次入れ替わっていくのが自然でしょう。実際、毎年数銘柄ずつ入れ替えているようです。だとすれば、ETF やインデックスファンドはこの問題から逃げられないことになります。
 TOPIX のように、東証の全部の銘柄の平均ならば、その影響は小さいといえます。ただし、今の TOPIX は、浮動株化
http://otsu.seesaa.net/article/13691853.html
という変動の時期ですから、今買うことはありません。もう少ししてこの問題が落ち着いたら買えるかもしれません。
 問題は、このようなことで投資家がどれくらい損をしているのかがわからない(計算しにくい)ことです。これは、見えない手数料ですから、ETF およびパッシブファンドのパフォーマンスは、本来あるべき姿よりはいくらか悪くなるわけです。
 なお、上述の問題は、山崎元(2005.10)『お金をふやす本当の常識---シンプルで正しい30のルール』日本経済新聞社
http://otsu.seesaa.net/article/13635228.html
の pp.113-114 を読んで知ったことです。
 パッシブ運用が内包するこの問題点のことも考慮して、乙は、平均株価に投資するスタイルは取らないことにしました。
 ということで、当面の株式運用としては、現物株とアクティブファンドに投資することになります。
この記事の続きにあたる内容を
http://otsu.seesaa.net/article/24594222.html
に書きました。
posted by 乙 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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