http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4230
(2010.8.24 6:00 現在、1ページ目がうまく表示されません。Ctrl+A を入れると(本文が反転されて)読めるようになります。)
アメリカのサービスですが、なかなかおもしろそうです。
第1に、投資関連だけでなく、預金やカード残高、老後の資金まで、何でも揃っているというのが便利そうです。利用者は自分の必要なところだけを利用するということでもいいでしょう。全部利用するのがベストでしょうが。
第2に、名前や住所などの個人情報なしで利用可能なところです。メールアドレス(フリーアドレスで可能)、パスワード、郵便番号だけで使える(他の登録情報はない)というのは魅力です。万が一、この種の個人情報が外部に漏れたりすると、大変なことになりますが、これなら安心です。
第3に、銀行や証券会社、クレジットカード会社などオンライン取引をしている口座のユーザー名やパスワードを登録すれば、mint のマイページに自動的に各口座の取引データが送信されてくる仕組みがあることです。第2と第3が切り離されている点がとても重要です。
第4に、他の利用者の状況が(平均値などで)わかる点です。自分の暮らしぶりを反省させる大きなメリットがあります。その反対に、野放図に消費を拡大させるデメリットがある可能性もあるわけですが。
こういうソフトが普及することで、アメリカの消費者は大きな影響を受けるでしょう。堅実な生活が達成されるのではないかと期待されます。
振り返ってみれば、日本でも、こういうソフトがほしいところです。ソフト側の努力だけでなく、金融機関側が対応するようにしなければなりませんが、それは mint.com のような大規模ユーザーを抱えるようになれば、おのずとそうなるでしょう。
一番の問題は、海外の金融機関への接続が困難ということでしょうか。
まあ、海外の銀行や証券会社に口座を持っている人は、少数派でしょうから、国内だけをカバーすれば、実用的なシステムになりそうです。
日本のアグリゲーションサービスとしては「gooワンビリング」や「MoneyLook3 with Yahoo! JAPAN」があります。
どちらも4年以上使用していますが、重宝しています。
[gooワンビリング]
http://billing.goo.ne.jp/
[MoneyLook3 with Yahoo! JAPAN]
http://money.yahoo.co.jp/accountmanager/moneylook/web/
gooワンビリングがオンラインサイト、MoneyLookがソフトウェアです。
MoneyLookの方が対応金融機関が多いです。
なるほど、似たものは日本版でもすでにあるのですね。
乙は、海外の金融機関も利用しているので、当面は、この種のものを使う予定はないのですが、将来的には使う可能性があるかもしれません。
お教え、ありがとうございました。