http://otsu.seesaa.net/article/15111327.html#comment
HOPE LAST が今年11月に償還されますが、償還額は出資50万円につき8万円だそうです。
乙は、以前、自分で投資してみたレジャーホテルファンドについて、過去に何本かの記事を書いています。
2007.6.28 レジャーホテルファンドについてWWWを検索すると
http://otsu.seesaa.net/article/46085453.html
2007.6.26 レジャーホテルファンド(HOPE α3)は償還されます。
http://otsu.seesaa.net/article/45923010.html
2006.12.14 レジャーホテルファンドへの出資は保留します
http://otsu.seesaa.net/article/29589329.html
2006.8.1 レジャーホテルファンド(HOPE α3)の会計報告書
http://otsu.seesaa.net/article/21743958.html
2006.6.22 山村剛人(2005.10)『ラブホテルは今日も満室!!』ゴマブックス
http://otsu.seesaa.net/article/19651675.html
2006.3.20 レジャーホテルファンド(HOPE α3)
http://otsu.seesaa.net/article/15111327.html
結論からいうと、どうにも納得できない部分があって、投資は1回だけでやめました。
その後も、何回も新しい HOPE シリーズに出資しないかというパンフレットが送られてきましたが、自分で納得できなかったので、見送りました。
結果的には、それでよかったということです。
乙は、最終的に今回のようになると予想したわけではありません。しかし、儲けが出るスキームにいささか自信がなかったというわけです。
この手の話は、新しい形の投資話から詐欺話まで、さまざまな段階があると思います。最初に話が持ち込まれた段階でそれを見破るのはなかなかむずかしいように思います。
乙もいろいろ失敗をしています。たとえば、以下のようなものです。
南アフリカ・ランド建債券
2010.5.15 http://otsu.seesaa.net/article/149917699.html
SBI未公開株組入ファンドV
2009.4.18 http://otsu.seesaa.net/article/117689854.html
GSグローバル・マーケット・ストラテジー
2007.8.22 http://otsu.seesaa.net/article/52266643.html
オプション・マスター
2006.5.9 http://otsu.seesaa.net/article/17568213.html
ニュージーランド・ドル建債券
2006.3.25 http://otsu.seesaa.net/article/15412720.html
後から考えれば、なぜこんなものに投資をしたのだろうという感じです。しかし、投資前にその実態を知ることはむずかしかったです。
まあ、こんなふうに失敗を重ねつつ、勉強していくのかもしれません。
すべては自己責任ですから、それぞれの金融商品についてよく考えた上で、自分なりに納得できるかどうかといったところでしょうか。
2010.10.11 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/165316392.html
に書きました。
よろしければご参照ください。
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出資している私が書くのもなんですが、少し「あれ?」と思ったことがあって、もともと運用開始後2年くらいたったところでレバレッジをかける予定であったがそれが無かったことで「うまく行っているのか?」と疑問に思いました。
ただ、先月の8/31まで順調に配当の入金があり、償還も平成24年3&6月で、実害がない状況で具体的な行動を取るというのは考え難いのでまだ良いかな?と思っているのですが・・・。
この種の投資話はすべてそうですが、償還までは順調に配当金が出るものです。(運用会社側にしてみれば、自転車操業してまでも、配当はきちんと出すようにしなければなりません。)
償還時に一気に問題点が露出します。
今まで実害はないにしても、こんな結果がわかってしまえば、もうレジャーホテルファンドの運用継続はむずかしいでしょうし、解約希望者が殺到して、運用会社はてんてこ舞いでしょう。
解約希望者が(全員でないにしても)多ければ、いよいよ運用は困難になり、解約しない人にも予想外の損失が出るのではないかと思います。
以上は、乙の勝手な推測にすぎません。
悪しからず。
仰る通りで、「解約希望者が多ければ運用は困難になり予想外の損失が出る」という事態は、今回の件を知ったとき私も直感としてありました。というかそれを感じたときは既に遅い、というところでしょう。
この会社が詐欺かどうかは別として、金額だけの話をすると、同じように東証REITのホテルファンド銘柄でも2007年初めに60万円ほどの価格だったのが今は18万円くらいです。LASTがその時期に50万円だったのが今償還して8万円というのは今の経済状況からしても、投資家として覚悟しなければならない数字なのかもしれません。(もちろん、だからといって全てが許されて良いかどうかは別問題ですが)
後解釈かもしれませんが、性善説(=元々この会社は詐欺を企んでいたわけではない)に立って考えたとして、このファンドは当初HOPEシリーズを定期的に設立することを前提として、償還時はその時設立するHOPEに移行する(解釈によっては自転車操業?)か市場に売り出すかという感じのことが書いてあった気がします。結果として市場(?)に売りに出してそのままの市場価格(50万→8円)で売れてしまったというところでしょうか。
そういう意味ではHOPEシリーズが継続的に設立不可能となった時点でゲームオーバーだったということでしょうね。
と、色々書きましたが、そのように自分に言い聞かせて納得しています。全ては自己責任ですから。もちろん、実際に追求する機会があれば参加しようかと思っています。出資者としては当然の権利でしょうから。
乙は、償還時には、物件を市場に売り出すというように理解していました。
新しい HOPE シリーズに引き継ぐという形もある(旧ファンドとしては売却したことになるし、新ファンドとしては、それを購入して新規出発する)かもしれませんが、旧ファンド時代で収益を上げたとして、それをさらに「改善」して運用するのはむずかしいはずです。
いずれにせよ、数年間経った不動産が、以前の価格そのまま(あるいはそれ以上)で売れるとしないと、利益が出ないので、どうもそこが信じられない感じがしていました。