2010年09月10日

高橋洋一(2010.5)『日本の大問題が面白いほど解ける本』(光文社新書)光文社

 乙が読んだ本です。「シンプル・ロジカルに考える」という副題が付いています。
 本書のタイトルが中身を表しています。
 いろいろな問題について、高橋氏が「解答」を示すというスタイルで書かれています。
 各章のタイトルとページ数を示すと、以下のようになります。
 第1章「民主党の政策の大問題」120ページ
 第2章「社会保障制度の大問題」24ページ
 第3章「税の大問題」18ページ
 第4章「地方分権の大問題」10ページ
 全体は4章構成ですが、第1章がかなりを占めることがわかります。第2章以下も、今の民主党政権の考え方の問題点を示し、代案を提示するというスタイルで書かれています。つまり、民主党の政策の問題点を指摘することが記述の中心というわけです。
 もっとも、この記述のしかたが成功しているといえるのかどうかはわかりません。p.40 では「民主党には成長戦略がないけど大丈夫?」という問いがあるのですが、産業政策は一度も効いたためしがないということを2ページほど述べ、ほぼこれで終わっているようなものです。その後、ハローワークを国でやる必要はないという話になります。そして、自分自身で経験したハローワークの対応の問題点が4ページほど続くのですが、これは、この部分の問いに対する解答になっていません。自分のグチを語っているようなものです。
 乙がちょっと意外に思ったのは、為替について述べたところで、p.67 にはこうあります。
 多くの人にとってあまり関心が強くない中長期の為替の動きについては、かなりの程度説明することができます。長期の動きについては「購買力平価」という物価の面から、中期については「金利差」の面からこれを行うことができるのです。

 はっきり断定的に書いてあったことに驚きました。
 もっとも、中期と長期の違いといってもどのあたりでそれを区分していいるのか、両者の接続部分でどのようにすりあわせが行われるのか、よくわかりませんでした。
 いろいろな問題にズバリ解答が書かれていて、わかりやすかったと思います。



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posted by 乙 at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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