外国債券が乙のポートフォリオのどれくらいを占めるのかは、以前の記事
2010.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/161931018.html
をお読みください。
山崎元氏
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20091218.html
は、外国債券に投資しても日本債券と同じ期待リターンしかないから投資する意味はないことを主張していますが、乙はそうでもあるまいと感じています。
高金利の外国債券に投資しても意味はないということは、以前から知っていましたが、
2009.4.11 http://otsu.seesaa.net/article/117253628.html
問題は、金利だけではありません。
外国債券を購入するということは、外貨を購入していることと同じ意味があります。つまり、通貨の分散になるわけです。
したがって、日本債券と外国債券が同じ期待リターンであっても、それは、相関係数が1ということではないのですから、通貨を分散しておくことで投資資金全体のリスクを小さくすることができるはずです。
ただし、日本円の視点で見ると、通貨を分散させることはリスクを大きくしています。この点は要注意です。
将来、日本でしか生活しないということであれば、日本円で投資することを考え、日本国内の債券に投資し、外国債券を除外する手もあります。しかし、海外での生活も視野に入れるならば、外国債券投資も考えておくべきでしょう。
そんなことを考えて、乙は、外国債券にも投資することにしています。
乙は、まず HSBC 香港に香港ドルを送金しました。
2010.9.2 http://otsu.seesaa.net/article/161277025.html
次は、債券の ETF を探してみます。
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私もまったく同意見です。
今は日本円が最強に見えますが(^^)、
財政問題や天災などのリスクなども考えれば、
これが未来永劫続くとは到底思えません。
まあ、私も日本人ですから、
出来るだけ長く続いてくれた方が良いのですけど・・・
むしろ外国債券の相関係数が国内資産と比較して0より小さい(GPIFのみのデータですが)という点からしても外国債券の保有はポートフォリオの一部として有効だと思います。。。
>山崎元氏、外国債券に投資しても日本債券と同じ期待リターンしかないから投資する意味はないことを主張していますが
山崎氏の主張の背景には、外国株式のアセット(世界分散のETF)で、通貨分散を行っていることがあると思います。
その考えを考慮して、外国債券のアセットは不要と彼は考えているような感じがします。
そのように考えるならば、山崎氏の主張もあながち誤りではないと思います。
勿論、乙川様のいうことは誤りではないと思います。
外国債券については、当方でも研究しましたが、購入するとしても、USドル建てでなくては、あぶなかしくて購入できないと考えてます。HKEX上場のはやめとく方が良いのではないでしょうか。
結局のところの、お勧めは、米国長期債"TLT"ですかね。私はもってないですが。もし、相関を考えるのであれば、電力セクタのETFも代替として考えられます。米国の電力個別は以前持ってました(もう売ってないですが、また買うかもしれません)。
ところで、オフ会があればまた参加させて頂きます。