2010.7.29 http://otsu.seesaa.net/article/157783322.html
でも述べましたが、検索エンジンのシェアを調べると、日本全体ではヤフーがグーグルを追い越しているのに、乙のブログのアクセス統計では、グーグルで調べて来訪する人が圧倒的で、ヤフー経由はほとんどいないということでした。
仮説として、両方の検索エンジンで、乙のブログ記事の順位が違うのではないかと考えました。グーグルは先頭のほうに位置づけているのに、ヤフーは後ろのほうになってしまうということです。すると、記事を検索して乙のブログに来る人はグーグルが圧倒的になってしまい、ヤフーはあまりいないということになります。
では、具体的に、乙の書いた特定記事の順位がグーグルとヤフー でどれくらい違うのでしょうか。
9月のはじめの10日間に書いた記事の表題中の語句を調べてみることにしました。
ただし、" " でくくって(グーグルの言う「フレーズ検索」です)検索してみました。そして、乙のブログ記事が何番目に表示されるかを数えてみました。
以下のような結果になりました。(2日ほど前に行った結果です。)
日付 | 検索キーワード | Yahoo! | |
9.10 | 日本の大問題が面白いほど解ける本 | 270 | 13 |
9. 9 | 8月末のポートフォリオ | 6 | 1 |
9. 8 | 壊れゆく国 | 40 | 10 |
9. 6 | レジャーホテルファンド | 70 | 18 |
9. 5 | アゼルバイジャン定期預金口座開設 | 3 | 1 |
9. 4 | 中国・香港IPOファンド | 20 | 9 |
9. 3 | XTF | 205 | 4 |
9. 2 | 香港ドルへの両替 | 50 | 6 |
9. 1 | 社会保障の「不都合な真実」 | 170 | 9 |
これで以前の疑問が解けました。
ヤフーは乙のブログ記事を低く位置づけており、グーグルは高く位置づけているということです。しかも、(上の表では省略しましたが)ヤフーは、ブログ記事そのものでなく、インデックス(目次みたいなもの)が引っかかってくるだけですから、適当なキーワードを入力して検索している人からしてみれば、記事そのものを読む気にならないでしょう。グーグルは乙のブログ記事そのものが比較的高い順位で表示されます。
というわけで、乙のブログに Google 検索エンジン経由のアクセスが非常に多く、Yahoo! 検索エンジン経由のアクセスが少ない理由がわかりました。
次なる疑問は、なぜヤフーは乙の記事を低く位置づけ、グーグルは高く位置づけるのかということですが、これは、それぞれの検索エンジンの仕組みに直接関係することなので、企業秘密ということで、調べることは不可能だろうと思います。
単純に、ヤフーがブログ記事全体を低く位置づけるようにしているだけかもしれません。
あるいは、グーグルでは、ページランク算出の際に、ブログ記事を1本ずつバラバラに評価するのでなく、同じ人が書いたひとまとまりとして評価しているのかもしれません。
よくわかりません。
例えば個別ブログ記事ではなくトップにある「乙川」で検索してもGoogleでは1位ですが、Yahooでは50位前後でした。(私のHNの吊られた男でも同様の現象がありました)
なるほど、おもしろいですね。
乙は、ある人の投資とは無関係の普通のブログを取り上げて(それはアクセス数が非常に低いようですが)、同様のことを調べてみましたが、同じ傾向がありました。
この話は各方面に大きな影響を与える問題なので、今後、さらに追求してみたいと思っています。