http://www.sgam.co.jp/html/target.htm に詳しい説明があります。
楽天証券では、申込手数料 無料、信託報酬 1.785%、信託財産留保額 0.3%です。ちなみに、イー・トレード証券では、購入手数料 3.15%がかかり、このファンドに関しては楽天証券よりも手数料が高いです。
このファンドは、国内の小型バリュー株に投資するもので、信託報酬が 1.785% とやや高めです。しかし、2005年3月ころに、雑誌か何かを見ていたら、このファンドの成績がいいと書いてあったので、安易な気持で購入することにしました。
さて、2005年5月から現在まででどうなったか。1年弱ですが 35% 増になっています。この水準は、乙としては満足です。ただし、日経平均株価を見ると、2005年5月の 11,000 円が、今は 17,000 円で、55% 増なんですね。TOPIX でも、2005年5月の 1100 が、今は 1700 ですから、増加率は同じです。だから、このファンドはインデックスに負けているといえます。このことは
http://www.morningstar.co.jp/fund/sr_detail_snap.asp?fnc=58311008
のグラフでもはっきりしています。なお、WWW のこのページにも、モーニングスターのレーティングでこのファンドは★5個で、好成績であることが書かれています。ということは、この1年弱では小型バリュー株は総じて成績がよくなかったということになります。成績のよくないカテゴリーの中では、このファンドは好成績でがんばっているということでしょう。
ところで、このファンドの問題点ですが、実は純資産額が少ないのです。
http://biz.yahoo.co.jp/funds/p/58311008.html に明記されていますが、約7億円です。こういう小さいファンドに投資することは乙の方針
http://otsu.seesaa.net/article/12678037.html
に反します。(といいながら乙は保有しているんですね。首尾一貫していませんね。)
ホントのことを言うと、購入するときは、乙は純資産額についてまったく無頓着だったのです。その後、純資産額の数字も大切だと思うようになりましたが、このファンドはそれ以前の購入だったため、例外的に保有しているのです。
今のところ、2005年後半の日本株全体の上昇基調に連動して、このファンドもいい成績を出しています。しかし、インデックスに負けているということは、問題です。言い換えれば 1.785% の手数料を払う価値があるかという問題です。このファンドよりは ETF やインデックスファンドのほうが手数料が安く、しかも日本株の上昇をうまくとらえているとなれば、このファンドを保有している意味がありません。このファンドは、どうも、この先、長期に継続するよりは、解約する方向で考えたいと思います。みんながこう考えると、解約が相次ぎ、結果的にますます純資産が減少してしまうわけですが。いや、すでにそう考えられて、いわばこのファンドは投資家に見捨てられており、その結果が純資産額の少なさに表れているのかもしれません。
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