http://www.uwg.co.jp/macau/index.html
このファンドは、2005年9月申込みのユニット型で、償還予定は、2008年8月(ないしその2年先)ということで、途中換金不可です。資金は3年ないし5年凍結されてしまいます。
申込手数料 1.05%、募集委託費(媒介手数料)2.1%、管理報酬(毎年)2.1%(業務手数料 1.575%+事務手数料 0.525%)、運用報酬(毎年)(投資助言会社報酬 1%)、それに加えて成功報酬が純益の20%ですから、手数料は高いです。
こんなに高い手数料を払ってちゃんとリターンがあるでしょうか。乙にもわかりません。しかし、ホームページを見ると、これからマカオがどんどん変わっていって東洋のラスベガスになるだろうということが感じられて、こういう地域に投資しておくのも悪くないと思ったのでした。マカオの不動産やマカオ関連株もきっと値上がりするでしょう。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0314&f=research_0314_001.shtml の記事によると、2005年11月の中国人対象の調査結果で、観光目的で海外渡航した人の旅行先は「香港・マカオ」が41%とダントツに多く、今後とも大量の中国人がマカオのカジノにやってくることが期待できます。
このファンドは、結果的に、申込総額が 13億円だったとのことです。乙の感覚では、予想外に少なかったように思います。しかし、投資信託と違って、匿名組合方式ですから、機動的な運用を考慮すると、まあ、これくらいの資金があれば何とかなるだろうと思います。
ユナイテッドワールド証券に口座を持っている人は、ログインした上でマンスリー・レポートを見ることができます。
https://www.uwg.co.jp/mf/uwg/www/html/login.php
しかし、それ以外の人には情報が得られないようになっているようです。したがって、ここでも、ファンドの詳細は書かないことにします。
マカオでの投資だということと、基本フレームが匿名組合であることで、乙は、かなりハイリスクなものになるだろうと覚悟しています。一般にはおすすめしにくいファンドですが、分散投資を考えるときは、一部に、こういうハイリスクなものも組み込んでおいていいのではないかと思っています。
最近、ユナイテッドワールド証券が、マカオ・プロジェクトの第2弾の募集を始めました。6月8日が申込期限です。第1弾がよっぽどうまくいったのでしょうね。「うまくいった」ということは、証券会社側から見て充分な資金が集まり、ほくほくだったということです。だから、第2弾を企画したのです。
乙は、第2弾には当然投資しません。今の段階は、第1弾の結果が出ているわけではありませんから、第2弾に投資するべきかどうかという点で、よくわかりません。それに、ここに投資することにすると、1箇所に集中しすぎるように思います。分散投資の観点からいって、第1弾が償還されたら、その時点での最新版のプロジェクトに投資してもいいかもしれません。(たぶん、そのころには第6弾くらいが発売されているのではないでしょうか。)
なお、似たような性格を持つベトナム民営化ファンドには、乙は投資しないことにしました。その考え方はすでにブログに書きました。
http://otsu.seesaa.net/article/12631047.html
両者は、手数料が高く、ハイリスクである点は共通です。しかし、マカオ・プロジェクトのほうが若干手数料が安いこと、マカオ・プロジェクトが不動産にも投資し、株だけではないので、大きな損失が出る可能性は低いと思われることなど、たぶん、こちらのほうが望ましいと思いました。(乙の勝手な個人的判断ですから、あてにはなりませんが。)実際は、マカオ・プロジェクトのほうが話が先にありましたから、乙はその時点で投資を決定していました。その後、数ヶ月経って、ベトナム民営化ファンドの話があったのですが、そちらのほうの条件が思わしくなかったので投資を見送ったということです。
2007.10.6 この記事に関連する記事を
http://otsu.seesaa.net/article/59121830.html
に書きました。
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