本の内容をひとことでいえば、2008年には日本が破産して、IMF が乗り込んでくるだろうということです。財政史の立場から日本破産について客観的に述べています。多くの国家破綻本が、だからどうしたらいいかということを書いているのに対して、森木氏は、破産は破滅ではないということで、日本人はむしろこれを甘受するべきだということを述べています。
国債がまもなく暴落し、日本銀行が破産することになります。この道は、日本が過去にもたどった道であり、必然的にそうなるというわけです。こうなったのは、40年にもわたる政治家や官僚などの行動・判断の結果であり、今やどうしようもない状態になったと述べています。
第6章では、小泉首相は偽改革者だと述べており、本来あるべき改革と違ったことをやってるということで、政治批判になっています。確かに政治が経済を左右しているのですね。
この本の内容を素直に信じれば、今や、株の売買などをやっているときではないということになります。株安も円安も迫っているということですから、さっそく株を売って、海外に資産を移すしかないことになりそうです。
ホントにそうするべきかどうか。乙は、まだ判断に迷っています。
2008 年といえば、2年後ですが、まさか今から2年でこんな事態になるとはとうてい思えません。
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