http://www.morningstar.co.jp/fund/analyst/2010/4q/MFA120101104.html
すでにいくつかのブログでこの記事について書かれています。
http://pension.blog88.fc2.com/blog-entry-516.html
http://blog.goo.ne.jp/m-takekawa/e/3783aa68095ff93cff5b806b2151e0d4
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2010/11/post-4e92.html
乙も、この記事をおもしろいと思いました。図表が興味深いのです。リバランスしないよりも、5%の乖離で、さらには10%の乖離でリバランスした方がリスク・リターンが改善するというのもおもしろいし、あまり短期でリバランスを繰り返すよりも、3年〜5年でリバランスする方がリスク・リターンが改善するというのもおもしろいと思いました。
しかし、こういう記事が有用なのは、多額の資金を長期にわたって安定的に運用している機関投資家などの場合ではないかと感じています。
個人投資家の場合は、リバランスについてそんなに気にする必要はないのではないかということです。
乙の場合、リバランス自体はまったくやっていません。しかし、それに準ずる考え方はしています。
乙は50代のサラリーマンですから、それなりの給料をもらっています。銀行口座には勤務先から定期的に給料が振り込まれるわけです。子育ても終わってしまったし、住宅ローンも払いきっていますから、あとは老後の準備くらいしかすることがありません。ムダなお金を使うことはありませんから、普通預金残高が積み上がっていくだけです。
そこで、何か適当なところに投資を考えます。そのときに、自分のポートフォリオを確認し、勝手に考えた理想的なポートフォリオ(今のところは
2010.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/161931018.html
を考えています)
と比べて、少ないところに投資するといったところです。
定年に達したら、そのまま放っておきつつ、少しずつ取り崩すことになりますが、そのときも、ポートフォリオを見て、配分が多すぎるところから解約していけばいいのではないかと思います。
個人投資家の場合は、これで十分だろうと思います。
もしかして、これから日本経済が(あるいは世界経済が)大変動を経験するかもしれません。ポートフォリオが理想像から大きく外れることもあるでしょう。そのときは、リバランスも考えなければなりませんが、乙の勝手な予想では、そんなことはまずめったにないことだろうと思います。世界経済は相互につながっている部分が多いので、一つの国が経済的にダメージを受ければ、各国ともそうなる場合が多いのではないかと思いますが、そうであれば、ポートフォリオは大きな変動を示さないことになります。