2010年11月09日

NHKスペシャル〜借金862兆円はこうしてふくらんだ

 乙は、「NHKスペシャル〜借金862兆円はこうしてふくらんだ」(11月7日放送)を見ました。
http://wanderer.exblog.jp/11533541/
で見かけたからです。
 NHKのサイトは
http://www.nhk.or.jp/special/onair/101107.html
にあります。
 番組は、862兆円の借金が積み上がっていく過程で、そのときどきの大蔵官僚(事務次官や主税局長など)はどう考えたのかを、当時の口述記録をもとに本人に取材するというスタイルで構成されていました。
 乙は、この番組に対して若干不満に思いました。
 大蔵官僚は、独自の判断ができるわけではなく、やはり、時の政府(特に総理大臣)がどう考えていたかが重要だろうと思うからです。政府から「こうやれ」といわれて、それに反対することは、官僚である以上はできないわけです。とすると、この番組は片手落ちで、やはり、政治家たちを追いかける方が意味があったのではないかと思いました。
 ま、細川元総理なども出演していましたから、その方面がまったく抜けていたわけではなかったのですが、もう少し突っ込んだ取材をしてほしかったところです。
 昭和40年以降のそれぞれの政府の判断の積み重ねとして現状の借金があるわけです。
 広く国民が見るというテレビ番組の特性で(あるいは政府監督下にあるNHKとして?)突っ込むことはしにくかったのかもしれません。
 それはともかく、積み上がった借金はどうなるのでしょうか。普通に考えて、もう返せる状態を越えてしまっています。それに加えて、単純に見れば1年間に税収37兆円と歳出92兆円の差額が新たな借金として増えていくわけです。今の民主党政権の無策ぶりを見ていれば、これが改善することはないでしょう。
 やはり、近未来的には日本破綻(ハイパーインフレ)があるとしか思えません。


ラベル:NHK 借金 大蔵官僚
posted by 乙 at 05:25| Comment(6) | TrackBack(0) | 投資関連の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。

 観た感想を一言で申すならば、「唖然」でしょうか。
 また、大蔵官僚らの他人事でしかも責任逃れ的な発言には大いに怒りを覚えました。
 まあこんなところだろうと予想してはいましたが、ここまでいい加減な財政政策をよくも30年以上も続けられたものです。

 講学上76年は高度経済成長の終焉の年だと云われているわけですが、奇しくもそのときの総理が65年に我が国で初めて赤字国債を発行した福田赳夫氏(当時大蔵大臣)だったというのは皮肉なものです。
 もしその当時彼が国債発行を抑え、付加価値税等増税を敢行していれば、現在もっと健全な財政運営ができていたのかもしれません。
 政治は結果責任であり、いまさらタラレバを言っても仕方がないのですが、本当に情けなく思います。
Posted by 轍 at 2010年11月09日 05:54
轍様
 「唖然」ですか。乙はそこまでは感じませんでした。
 大蔵官僚もお役人ですから、自己保身的な発言が出るのも当然ですし、日本が全部ひっくり返った後ならともかく、現在は過去の延長上にたくさんの関係者が関わっているわけですから、無難な発言をするしかありません。
 まあ、こんなものでしょう。
 というわけで、むしろ乙はNHKのほうに不満を抱いたわけです。
 番組予告を見たときには、何か爆弾発言のようなものがあるのか、マル秘資料の公開で知られざる過去が暴かれるのかと期待したのですが、そうではなかったわけです。
Posted by at 2010年11月09日 08:43
こんにちは。乙様
私も当番組、観ました。
内容的にはある程度予想された通りのものでしたので特段
驚きも無く淡々と日本の行政の愚かさを感じた次第です。
ただ一点、政治家や官僚の過去の愚策により膨らみ続けている
借金を私たち国民一人一人の借金にすり替えられるのはどこか
釈然としないものを感じます。
今産まれたばかりの赤ん坊にも借金を背負わすような行政は
存在意義を持たないように思います。
将来的な消費税増税も止む無しかも知れませんが、その前に
政治家や官僚は自分たちの禊ぎを先ず行うべきでしょう。
Posted by ともや at 2010年11月09日 09:53
ともや様
 政治家は国民が選んだわけですから、政治家の責任は(その当時の)国民の責任とも言えると思います。
 官僚は、(建前上は)政治家の決定を実行に移す人たちですから、政治家が決めた以上、それに逆らえません。
 政治家も官僚も、「日本がこうなったのは、そう決めた(数十年前の)政治家(さらには国民)のせいであり、自分たちのせいではない」と主張するでしょうね。つまり、今の政治家や官僚に「禊ぎ」を求めても通じないということです。
 与えられた環境・状況の中で、ではこれからどうしたらいいのかを考えるべきでしょう。
 そういう将来を見据えた話は、今の政治家にはできないように思えます。たかだか数年先の総選挙までしか考えていないように思えてなりません。
Posted by at 2010年11月09日 11:08
私は日本シリーズを観ていたので、この番組は見られませんでしたが(^^)、
乙さんのコメントに賛成です。

>>政治家は国民が選んだわけですから、政治家の責任は(その当時の)国民の責任とも言えると思います。

政治家は有権者の欲することを代行しているのだと思います。
私の親父達を見ていると、
とにかく政府に何か(仕事だったり、給付だったり、色々と)をよこせ!
と叫んでいます。
その代わりに税金は、とにかく減らせと叫んでいます。
有権者がこれでは、財政が悪化するのは当然でしょう(^^)
天につばしたようなものです。

Posted by mushoku2006 at 2010年11月09日 21:19
mushoku2006 様
 国に何かを求めても税金は払いたくないという人は多いと思います。
 それが何十年も続いて今の状態になったということです。
 消費税10%というのがこんなにも拒否感が強いなんて、信じがたいです。個人的には、消費税は10%ではとても足りず、20%〜30%くらいまでいくはずだと考えています。
 でも、政治家が消費税を上げることを主張したら、落選するようでは、日本の将来像は描けません。
Posted by at 2010年11月10日 04:47
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