アメリカの所在地が封筒に印刷されているのに、切手が貼ってなくて、代わりにスタンプらしきものが印刷されていましたが、それには「ROYAL MAIL/POSTAGE PAID GB/HQ 511」と書いてありました。「/」はそこで改行されているという意味です。GB とはイギリス(Great Britain)の頭字語なのでしょうか。
同封されていた手紙も変で、
You are nominated to receive the GOLD MEDAL FOR JAPAN in the name of your people and Japan.
などと書いてあります。いかにもアヤシイ手紙です。US$ 295.00 を払うと、額入りの盾がもらえるというのです。しかし、乙はそんなのには全く興味がないので、もちろん、依頼はしませんでした。
気になって、ネットを調べると、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B3%E5%A3%AB%E9%8C%B2
には、「紳士録商法 紳士録は掲載されることそのものがステイタスと考える人もいるため、悪用されることも多い。【中略】紳士録掲載時には支払いを求めないが、後日出版社が創作した賞の授賞を持ちかけ、その対価の支払いを求める例もある。この商法で有名な出版社としては、 International Biographical Centre (IBC)、 American Biographical Institute (ABI)等がある。」とありました。なるほど、そういう会社なのですね。
ついでに、リンクをたどると、
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Letter_from_American_Biographical_Institute_150dpi_front_page.jpg
というのがあり、乙の手元に送られてきたのと同じような文面がありました。
ネットは便利です。
変な手紙が送られてきたときも、単にそれが怪しいと思うだけでなく、ネット検索でそういうことが確認できるようになっているのですからね。
それにしても、乙の名前がどこかの紳士録に載っているのでしょうね。いつかどこかでOKとしてしまったのかもしれません。