このブログでは、いろいろ個別の金融商品について書いてきましたが、2005年10月に乙がいくつかまとめて購入していることに気づいた人がいるかもしれません。
実は、このとき、乙の妻が50万円を乙に預けて、3〜4年くらい適当に運用してほしいということになりました。そして、乙は運用資金の上昇額の2割という「成功報酬」をもらうことになりました。
元々、妻は預貯金一本槍の人間でしたので、「これからは貯蓄よりも投資だ」と乙が何回も言い含めて、何とか一歩を踏み出させたのです。妻としては「パーになってもいいつもりで」50万円を出したようです。
50万円の運用といえば、ほぼ投資信託しかありません。
乙は、さっそく自分の取引している証券会社と銀行の投資信託をあれこれ調べて、次の7種類の投資信託を購入しました。(金額は各種手数料・消費税込みです。)
(1)外国債券 100,000円 LM オーストラリア毎月分配型ファンド
http://otsu.seesaa.net/article/16876491.html
(2)REIT(世界) 100,000円 DIAMワールド・リート・インカム・オープン
http://otsu.seesaa.net/article/14666447.html
(3)アジア株 48,433円 JPMF-JFアジア株・アクティブオープン
http://otsu.seesaa.net/article/17180574.html
(4)中国株 47,055円 三菱UFJチャイナオープン
http://otsu.seesaa.net/article/16709943.html
(5)ヨーロッパ株 52,249円 ピクテ・ヨーロピアンオープン
http://otsu.seesaa.net/article/17090586.html
(6)インド株 96,473円 HSBCインド・オープン
http://otsu.seesaa.net/article/15832140.html
(7)日本株 55,790円 DKA・株式オープン
http://otsu.seesaa.net/article/16481240.html
これは、2005年10月段階で乙が50万円を運用するとすればこうするという答案を書いたようなものです。
一応、分散投資を考えながら、ハイリターンをねらうために世界の株を中心にし、外国の不動産や債券にもいくぶんかは配分し、特に大きなリターンがねらえる(と思った)インド株にやや重点的に資金を配分したものになっています。
ポートフォリオとしては外国の株が半分を占めるので、あまり一般的ではありませんが、資産を積極的に増やすためには、ハイリスク・ハイリターンでなければなりません。
結果はどうなったか。
2006年4月28日段階ですが、次のような結果です。
(1)LM オーストラリア毎月分配型ファンド 99,282円
(2)DIAMワールド・リート・インカム・オープン 109,937円
(3)JPMF-JFアジア株・アクティブオープン 58,011円 + 分配金1,372円
(4)三菱UFJチャイナオープン 62,645円
(5)ピクテ・ヨーロピアン 61,730円
(6)HSBCインド・オープン 123,288円 + 分配金1,620円
(7)DKA・株式オープン 70,509円
合計=588,394円
それぞれが投資信託ですから、申込手数料がかかっているケースが多く、その分いわばマイナス数%からスタートしたことになります。
今の段階で、まだ7ヶ月しか経っていませんが、元本に対して合計で 18% ほど上昇しています。この調子でいけば、1年で3割のリターンとなりますが、さて、ホントにそうなるでしょうか。少なくとも、日本円の定期預金(2005年10月当時は年0.03%)よりは大きなリターンになると思われます。
乙から妻には、毎月1回50万円の資産がどうなったかという運用レポートを書いています。乙は、報酬として上昇分の2割をもらうと、現段階で1万7千円ほどの小遣いを稼いだ計算になります。(厳密にいえば、税金が引かれますが。)まあ、それは大したことではありませんが、乙としては、こういうことで、妻を実地教育しているつもりです。投資の意味が妻にも少しはわかってもらえたかもしれません。
なお、いうまでもありませんが、上のアセットアロケーションは50万円だからこういう答案を書いたのであって、500万円ならば、単純にこれらを10倍した金額をそれぞれに投資するわけにはいきません。5000万円ならば、もっとずっと違ったものになります。
2007.4.26 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/40055206.html
に書きました。
ラベル:投資信託