http://diamond.jp/articles/-/10417
を読みました。
高齢化に伴って、資産の運用が重要な課題となる。労働して勤労所得を得ることよりも、それまで蓄積してきた資産を適切に運用して財産所得を得ることのほうが重要な課題になるのだ。これは、個々の家計にとっても、国全体にとっても言える。
何となく、「働いて賃金を得て生活する」ことを基準にして考えてしまいますが、乙はもう50代で、これから先、そんなに長く働けるわけでもありません。個人レベルで考えても、「働くこと」よりも資産運用で生活していく方に考え方をスイッチしていく必要があるのかもしれません。これは、自分の人生を考える上で大きな発想の転換です。
なぜ、インフレに備えるべきかというと、野口氏は、国の借金がもう返せないところまで来てしまったからだとしています。この見方は乙も賛成です。遅かれ早かれ、インフレでしか解決できないものと考えます。
2010.11.9 http://otsu.seesaa.net/article/168776374.html
2009.5.3 http://otsu.seesaa.net/article/118371423.html
それが普通のインフレで済むのか、ハイパーインフレになるのかは、わかりません。
いずれにせよ、大変動です。その大波をかいくぐって生き延びなければなりません。その意味でも、資産運用は重要だということになります。
なお、資産運用の必要性を主張すると、日本企業が海外に逃げ出していくようなことがあっても、あまり心配せずに、そこに投資していればいいということにつながります。
乙は、それで本当にいいのか、まだ自信がありません。
ラベル:資産運用
資産運用には、どれだけ注意を払ってもリスクは避けられませんから、労働から収入が得られて、ダメージを負ったときにリカバリーが出来なくなってからは、やらずに済ますのがベターではないかと思うのです。
乙は、リタイア後も資産運用を継続した方がよいと考えています。
ダメージを負ってもけっこう。リカバリーする必要もありません。それなりの資産があれば、それが一気に半分になったとしても、まだ余裕があります。
退職後、死ぬまでは(平均的にも)20年以上ありますし、死んだあとも、その資産は家族に引き継がれますから、そのまま運用を継続する方がよいと思います。
以上の話は、運用資産の総額によって変わってきます、もちろん。
私は団塊、最後の世代ですので、円資産が減少するのを非常に気にし、分散しました。
しかし現在の所、円以外の資産の目減りが激しく失望していますが、もっと長期の展望のはずで、気を取り直して持ち続けています。
さて、この国の問題は行動が無いことですね。インフレ、デフォルトを心配するなら、ギリシャなどのように公務員の給与削減、年金の削減、消費税増税、社会福祉費の削減 が当然出てくるべきと思っています。
日本国債の空売りが出てくるまで、誰もそれを言い出さないのでしょうか?
それとも
景気対策をして何%成長になったら、緊縮策に移るのでしょうか?
「行動がない」はその通りです。
もう一刻も猶予はできないはずなのに、国会の議論を聞いていても、党利党略的な話ばかりで、この国をどうするのか、まったく議論していません。「予算委員会」は国家予算を審議するところではないですか。予算を通じて、国をどうするのかを考える場であるべきです。しかし、現状は、……。
あきれて声も出ません。
どうにも、このまま数年経ちそうです。そのうち、どかんと大爆発が起きるように思います。
あ、乙も外貨建て資産で大損しています。しかし、しかたがないことです。10年先、20年先を考えましょう。
>インフレ、デフォルトを心配するなら、ギリシャなどのように公務員の給与削減、年金の削減、消費税増税、社会福祉費の削減 が当然出てくるべきと思っています。
たしかアイルランドはそうしたけど、ダメでしたよね。
この手の日本破綻論者、大丈夫論どっちも納得したり、半信半疑で自分自身はものすごくどっちつかずなんですよ。
破綻するまで確認しようがないですかねえ?
「破綻するまで確認しようがない」はその通りだと思います。
いつ破綻してもおかしくない状態である一方で、まだ長持ちしそうな面もあります。
どちらでも大丈夫なように備えておく必要があるでしょう。