http://search.etrade.ne.jp/v2/popwin/affiliate/sbi3.html
乙は、2005年7月に申し込んだのですが、2008年6月までは中途解約できません。3年間の資金凍結です。
未公開株と聞くと、食指が動きますね。ただし、このファンドは、米国債券5割、日本の上場株2割、未公開株3割という割合で投資しており、資金の全部を未公開株に投資するのではありません。
申込手数料 3.15%、解約手数料(2008年7月以降)1%、管理報酬 2.1%、成功報酬 純益の10% ということで、手数料は高いです。
このファンドの手数料に関していえば、バランス型ファンドの問題点がそのままあてはまります。つまり、本来、米国債券への投資は、手数料がかかるなんてことはなく、ほぼタダみたいなものです。それが半分を占めながらファンドの手数料は全体に対して 2.1% かかるわけですから、実際は、未公開株+日本株の部分に 4.2% の手数料を払っているようなものです。しかも、成功報酬まであるのですから、手数料は極めて高いといえるでしょう。
類似のファンドの成績を見ると、2000年7月開始の第1弾、2001年6月開始の第2弾ともに2005年6月段階で2倍になっており、大いに期待してしまいます。(2006.5.22 追記:第1弾は 2006.3.3 償還で 21,742円、第2弾は 2005.10.12 償還で 19,660 円だそうですから、「2倍」が確定しました。)
このファンドは、未公開株に投資して、その会社が上場を果たして株価が上昇することをねらっていますから、ファンドがそういう未公開株を持っている間は解約してはダメです。未公開株が全部売却できたら、もう保有している意味が少なくなりますから、解約するほうがいいでしょう。解約しなくてもいいですが、何しろ手数料が高いですから、このファンドを継続するよりは別のファンドに乗り換えたほうがいいです。たぶん、保有する未公開株を全部売却したら、償還されるのではないでしょうか。
純資産額は172億円と、かなりたくさんあります。多くの人がここに投資しているんですね。
https://search.etrade.ne.jp/fsearch/fmrep/fr_X0738000_02.pdf に月次運用報告書がありますが、それによれば、2006年3月段階で、未公開株は資産配分のうちの 7.1% を占めるにすぎず、現金が 19.1% を占めます。(2006年1月段階では未公開株 4.3%、現金 30.1% でした。)ということは、まだまだこれから未公開株を購入するということです。このあたり、ソフトバンクグループの「目」に期待したいところです。
非常にハイリスクな投資であることは間違いありません。吉と出るか凶と出るか。5年くらい後が楽しみです。2倍になっているといいですねえ。
イー・トレード証券では、その他のファンドと同じく、毎日基準価額が計算されていますが、プラスだろうがマイナスだろうが、ほとんど意味はありません。年1回くらい見れば充分です(現実的には「口座サマリー」を見ると見えてしまいますが)。5年後を見るべきです。
乙は、自分の投資先についてブログにいろいろ書いてきましたが、ここまでで国内編は一通り述べました。
6月くらいからは、海外編についても、書き始めるつもりでいます。
2006.10.23 この先の話を
http://otsu.seesaa.net/article/25983122.html
に追記しました。
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下を見ると、悲しくなります。時価評価とはどいうにでもできるということでしょうか。
http://plaza.rakuten.co.jp/dsan2000/diary/200805020000/ を
どうしたらいいか、乙もよくわかりません。
まあ、中途解約せずに、当初の予定通り運用してみて、期間満了になった時点で考えるしかないのではありませんか。
こういうファンドは、将来の成績に期待して「お任せ」するわけですから、それ以上どうしようもないと思います。
あわてても、いいことはないと思います。