2010年12月24日

個人向け国債の金利の変更

 日経新聞12月23日朝刊1面に「個人向け国債金利高めに」という記事がありました。財務省は個人向け国債の金利を改めるということです。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E0E2E18A8DE0E0E3E0E0E2E3E29F9FEAE2E2E2
 この記事に関して、水瀬さん
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1603.html
は「「将来の金利急上昇時の国のダメージ軽減」が狙いのような気がします。」とお書きです。そうかもしれません。
 乙は、「それにしても変な金利の決め方をするなあ」と思いました。基準金利が 2.35% を越えると、新方式は購入した個人が現方式より不利になります。
 だったら、基準金利が 2.35% 以下だった場合は、「基準金利×0.66%」で計算し、2.35% 以上だったら、「基準金利−0.8%」で計算すればいいでしょう。こうすれば、国債の商品性が上がることが実感できます。
 売れない国債を個人に押し込もうという話なのですから、こんなことにしないと個人は振り向かないでしょう。
 ま、いずれにせよ、乙は国債を買おうと思いませんけれど。
 そもそも、こんな小手先のことでお茶を濁すよりも、来年度も44兆円もの借金をしようとする予算案を何とかしなければならないでしょうに……。

参考記事
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2010/12/post-de47.html
http://www.shinoby.net/2010/12/post-2283.html
posted by 乙 at 04:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 債券 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見しております。

 いわゆるタンス預金は約30兆円だといわれています。
明らかに付け焼刃でしょう。

 誰の目にもそろそろ『破綻』の二文字が予見しうる頃なのかもしれません・・・。
Posted by 轍 at 2010年12月24日 06:32
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