http://otsu.seesaa.net/article/13068411.html に書いたように、乙は、日本ユニコムの商品ファンド「オプション・マスター」を継続するべきかどうか、迷っていたのですが、このたび、解約の決断をしました。
何といっても、成績が振るわなかったことが一番の理由です。
2006年4月までの月次運用レポート
http://www.unicom.co.jp/fund/PDF/0604OM.pdf が公表されていますが、月間の騰落率で見ると、上がるときは1%未満がほとんどですが、下がるときは3%近くも下がるんですね。これではたまったものではありません。4月の -2.87% の数字を見て、乙は、このファンドに将来性がないと見切りを付けました。
申し込みから約1年任せておいた形になりますが、マイナスの成績です。正確な数字は、後日連絡があるでしょうが、先月末の報告書から見ても、数%程度のマイナスということになります。
乙に送られてきた2005年12月31日現在の決算書を見ると、このファンドは17億円程度を運用して、1年で1億8千万円の運用収益を上げています。しかし、その中から委託売買手数料9400万円、営業者報酬2300万円、投資顧問報酬2000万円、成功報酬1700万円、管理報酬2400万円などを払いますから、これらを引くと、営業利益は239万円しかありません。
乙の投資した金額は、結果的に、各関連業者を儲けさせただけで終わってしまい、乙にとってはマイナスの結果になりました。しかし、これは契約ですからしかたがありません。文句はいいませんが、この際とれる手段は「解約」しかないというのが乙の判断です。いい勉強になりました。なるほど、手数料が高いファンドはこうなるんですね。
2008.2.24 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/86239645.html
に書きました。
よろしければご覧ください。
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運用者の増田がヘタこいて
全額損失だそうです。
乙さんさすがですね。