Bloomberg Businessweek の Chris Farrell 氏の記事が日経ビジネスオンラインに出ていました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101224/217708/
退職後の貯金の取り崩しの問題です。
アメリカの伝統的な考え方では、毎年 4%(と物価上昇率)の引き出しならば30年の間貯蓄が持つということです。ただし、株式などを 60%、国債などを 40% というポートフォリオの場合だそうです。
しかし、投資環境の悪化が続けば、3% あるいは 2% にするのが現実的だという計算をしています。ここは乙がよくわからなかったところです。リタイヤ後の生活をはじめる時点で資産の全額をキャッシュにしておいて、最初の資産総額の 3% ずつ使っていけば33年持つのは当たり前です。
つまり、最初から投資をやめ、全額を定期預金とかにすればいいのではないでしょうか。
しかし、インフレがあったり、為替の変動の影響があったりして、全額キャッシュで持っていても不安だという場合は、投資しておくしかありません。
退職後、投資をどうするかという問題も考えておくべき問題かもしれません。
乙の場合、老後は、日々の生活を節約すれば、年金だけでも何とかなりそうな気もしています。(甘いかな?)自分の老後がどうなるか、わかりませんが、年金に加えて資産の 1% ないし 2% を毎年取り崩せば、普通に生活していけそうです。3% 取り崩せば、かなりリッチな生活が楽しめそうです。あくまで現時点での想像に過ぎませんが……。
2010年12月29日
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「貯金が減っていく恐怖」は耐えられると思います。
年を取ってくると感じますが、自分はいつか必ず死ぬわけですから、それが恐怖といえば恐怖です。死ぬ恐怖に比べれば、貯金が減っていくなんて、どうということもないことです。
乙の場合は、貯金が尽きるころには、95歳くらいになっているはずなので、あとは、もう、縮小経済で(年金の範囲で)暮らしていくことになるのでしょう。それは十分可能だと思います。(あくまで今の経済状況を念頭においてのことですが。)
確かに、インフレが発生しなければ、毎年の定期的・定額的な取り崩しでいいので、話は簡単ですが、乙の勝手な予想では、日本も将来はインフレがやってきそうです。そのことを考えると、株式に対する投資はやめられません。