http://www.nhk.or.jp/ohayou/special/20110117.html
http://www.nhk.or.jp/ohayou/
を見ると、「ジャパンシンドロームをのりこえろA 海外で安心な老後を 日本を離れる高齢者たち」とあります。
さらに NHK のサイトを検索すると、
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/shiryou/soukyoku/2010/12/004.pdf
のような計画のようです。
番組では、タイのチェンマイに住む退職後の夫婦の例が取り上げられていましたが、100uの広いマンション(プール付き)に住み、家賃は月 45,000 円程度ということでした。毎月20万円で十分生活していけるという話です。ほぼ年金だけで生活でき、貯金はほとんど取り崩していないという話でした。
チェンマイでは、日本語の通訳がいる専門的な病院もあり、狭心症を抱える人(実は乙もそうなのですが)が受診していました。
95歳になる自分の親を介護するためにタイに引っ越した人もいました。介護は人件費であり、日本では人件費が高いから結局家族の負担になってしまうというわけです。タイでは、住み込みの家政婦を月 15,000 円程度で雇うことができるから、その人に、老親の食事や入浴の介護もやってもらうという考え方です。日本で暮らすよりもずっと快適なように思いました。
タイでは、日本からのロングステイ組が年間 27 億円の経済効果をもたらしているということですが、将来的にはこれが 90 億円にもなると予想されています。
このような状況を考えると、老後はタイで暮らすというのは有力な選択肢になりそうに思います。
番組では、老後の海外生活を紹介するイベントを取材していましたが、たくさんの人が押しかけていると言うことです。
暗い日本に住んでいても、明るい話にはなりにくいですからねえ。
今の仕事が終われば(定年退職すれば)、海外での生活もすばらしいと思っています。パソコンだけ持って行き、本でも書きながら(そのころにはいわゆる「本」ではなくなっていると思いますが)のんびり暮らすのも選択肢の一つでしょう。ついでにブログを書くのもいいでしょう。「乙川乙彦のタイ日常生活」などというのはどうでしょうか。
しかし、乙の場合は、妻に海外生活の拒否感が強い(日本国内に友人が多い)ので、ここが一番のネックになりそうです。
【関連する記事】
タダで本や雑誌、新聞などが読み放題の、
公共図書館の無い所には住めないと思っていましたが、
(食事はまったく問題なし)
電子書籍がどんどん波及してくれれば、
そんな心配もなしに海外に住めそうです(^^)
寒いのが嫌いなので、タイは良さそうだなあ・・・
今やネットに接続できれば、ほぼ「本」の代わりになりそうです。
どうしても紙にこだわると外国生活はできないかもしれません。
そこは「割り切り」でしょうね。
老後を迎える方々には有意義に日本で楽しく過ごしてもらいたいものですが。
確かに、老後を国内で過ごすと、さまざまな消費が国内で行われ、なにがしかは日本経済にいい影響があると思います。海外で暮らすことになれば、その分が、日本からその国に移転することになります。
とはいえ、生活をきめるのは個人であり、さまざまな条件を考えた上で、自分の生活に最適な場所を考えることになります。
10年から30年くらいの未来を考えると、今の日本の延長で考えられそうに思いますが、やっぱり暗いですよね。
明るい未来は海外にあり、ではないでしょうか。
いや、ホンネは乙が老後をむかえるまでに明るい日本になっていれば何も悩むことはないのですが、……。
ただ、当たり前ですが、個人によって生き方のプライオリティは異なります。例えば、家族や身近な人といつまでも一緒に居たいといった点を重視される方はきっと海外への滞在と言うオプションは選ばれないのだと思います。
キャピタルフライトという言葉がありますが、このグローバル化が進んだ世界において、魅力的な国にお金が流れて行くのは至極当たり前の事です。規制で流出を防いでも自然の流れに逆行する行為はどこかで矛盾が生じ破綻をきたします。フライトを防止するには、日本を魅力的な国にする必要があるわけですが、今の日本ではなかなか実現は難しいかなと感じています。
キャピタルという言葉に人的リソースも含めるとすると、お金だけではなく、人間の海外逃避も今後はどんどん進んでいくのではないでしょうか。個人的には本当に日本には頑張ってもらいたいと切に思ってはいるのですが。。。
斉藤
言葉の問題はあると思いますが、いざ、住むようになったら、その国の言葉を覚えたいと思います。
乙は、まあ、どちらかというと、自分の知らない外国語が好きですし、若いころは、いろいろかじったりしたものでした。
年をとってからの新しい言語の学習はきついかもしれませんが、一方では、それこそ老後の楽しみのようなものです。
哲さんはドバイに在住ですか。そう決心するまでにはいろいろとあったのでしょうね。
コメント欄にリンクされたホームページは、会社のものですが、哲さんはその関係者ということでしょうか。
ということは、老後の人生を楽しむためにドバイに出かけたわけではなくて、ビジネスの展開のためにドバイを選んだということでしょうか。
個人的には、仕事でも趣味でも、外国に出ることは基本的に好ましいことと考えています。新しい(今までに経験したことのない)ことがたくさん経験できるし、そういう新しい経験は人生を豊かにするものであると考えています。
哲さんのお仕事の成功をお祈りしております。
昨年末行ったときには、iPAD完ぺきにバンコクのコンドミニアムで使えましたので、読みたい本雑誌(対応しているもの)は日本と全く同じ感覚で購入できました。バンコクよりはチェンマイなどの地方が私は滞在してもいいなと思うことが多いです。
なるほど。バンコクよりはチェンマイですか。
乙は、タイにはまだ一度も行ったことがないので、すべては頭の中の空想でしかありません。
そのうち、まずは観光旅行でタイに行ってみたいものです。
とはいえ、仕事を持っているときには、たとえば1週間連続で休みを取るなんてことはなかなかできず、旅行すらままならない感じです。
すべては退職後の楽しみでしょうかね。
コメントありがとうございます。以前より楽しく貴ブログ拝見しておりました。一度コメントも差し上げたことあります。
平均的な日本人にとって言葉の問題は大きなあと世界各国を周って強く感じました。ただ、英語ができれば、大概どうにかなるなとも感じました。幸いにもここドバイはアラビア語を使わずとも、全く支障を支障をきたしません。英語でビジネス・日常会話共にOKです。
私はドバイでコンサルタントを営んでおります。従いまして、残念ながら老後の楽しみではありません(笑)。できれば老後にも住みたいエリアだなあとも思いますが、まだまだ先のことなので深くはあまり考えておりません。ただ、今後ますます住みにくくなるであろう日本に住むというオプションは今のところあまり考えておりません。
少し論理は飛躍しますが、私は今の日本の閉塞感を打破するには、海外にどんどん人間が出て行く必要があると思います。また、日本も外国人に対して排他的な制度を改め、どんどん外国人も受け入れていくべきでしょう。もちろん国内雇用の問題、治安、等のも絡むので異論もあるでしょうし、そうそう単純なものではないかと思いますが、段階的に門戸を開放していかないとどんどんグローバル化の波に置き去りにされていってしまうのではと危惧しています。
ドバイは全面的に英語ですか。まあ国際都市はそうあるべきでしょうね。
乙は英語国への留学経験がないのですが、若いころ1ヵ月くらいはアメリカで生活したこともあり、英語だけで何とか生活できそうに思っています。
もちろん、日本語によるコミュニケーションのほうがはるかに楽で安心できるので、日本にいるという選択肢も無視するわけではありません。
将来の日本を見て確認しながら、自分の老後の生活のあり方を考えたいと思っています。
今は、仕事があるので、海外に住むことは考えていません。
医療保険@今のところ今の年では3割負担(高齢者なら1-2割)
ガン治療、明らかな治療効果は受け入れますでしょうが、それと別に、病院では(入院となると病院では何かしないと収入になりませんから、患者の本意と別の、家族満足意向の過剰延命医療になり勝ちでしょうか)。
在宅ターミナルとなると、長期になれば家族の負担もメンタルも金額も高額になります。
海外で死んでもいい、遺体も現地処分でいい→海外移住永住ok
元気なとき海外、ガン、心筋梗塞など重大な病気になれば、一時日本帰国で保険診療。
回復すれば、回復具合によるが、再度移住。
シンガ、bkk当りは、LCC利用で、周辺国は
長距離バス旅行感覚で行ける時代になりつつありますし、実際実感しました。
老後は病気や死亡のことも考えておかなければなりませんね。
乙は、海外で死んでもいいと思っています。遺体を現地処分することには、ややためらいもあります。お墓は先祖からのそれを使い、そこに埋葬してもらいたいと思います。現地で火葬すれば日本までは遺体を運ぶよりもずっと楽になりますから、そんな形を考えます。
医療にしたって、「日本が一番」とは限らないと思います。そもそも「高度な医療」を受けることがいいのかどうかもよくわかりません。
いろいろ考えるべきことが多そうです。
心筋梗塞含め、急性期疾患で帰国は難しいと思います。時間的な問題(心筋梗塞は発症からカテーテル治療までの時間が短ければ短いほどいい)や酸素分圧の変化が心臓に与える影響などです。一般人は飛行機で運べないと思います。
急性期は現地で落ち着いたら帰国と考えるなら、急性期疾患は急性期管理が命であり、最もお金がかかるのでそれもあまり意味をなさないと思います。
どちらにしろ日本帰国は困難です。
乙様のおっしゃる、日本が一番とは限らない、高度な医療で予後が改善するとは限らない(幸せになるとは限らない)というのはその通りだと思います
大変参考になるお話をありがとうございます。
妻の場合、日本国内在住者がネットリテラシーがない場合が多く、スカイプどころか、パソコンでメールも送れない人などがたくさんいます。友人でも親戚でもです。家内の親も高齢でいつお迎えが来ても不思議ではありません。(逆に、15年のうちにはこれは決着するだろうと思っています。)
こんな知り合いが多いとなると、海外に住んでいると、不満が溜まるかもしれません。
自分も老後の海外暮らしには興味があり、昨年末に30年振りにバンコクへ行ってきました。全くの観光です。以前からタイは好きだったのですが、タクシーや外食費が安く、今回も好印象でした。ここならロングステイしても快適に過ごせると確信しました。
ただ、家族の事情があり実際に住むことは無いと思いますが..... 残念です。
日本には問題が山積しており閉塞感で一杯ですが、日本人ですから日本は大好きです。希望が持てる国に生まれ変わって欲しいものです。
しかしながら、生活費など総合的に考えると、バンコクの方が住みやすいだろうなというのが正直な気持ちです。
長年に渡る継続的読者の方なんですね。ありがとうございます。
30年ぶりということばからして、乙と同世代かもしれませんね。
タイが暮らしやすそうだという話はいろいろなところから聞きます。実際、どうなのでしょうね。
まずは自分で経験してみたいものです。
ロングステイにはあこがれます。
バンコクには10か所くらい、チェンマイにも1か所あります。
街中の歩道ははデコボコだらけで足をくじくだけなので走るのはちょっと無理です。暑くて飲んだり食べてばかりだと太ってしまうので要注意です。
以前投稿したヘッジファンドの Thames River 社 Hillside Apex Fundですが、20%くらい現金化できない資産がいまだにあるみたいでまだ80%くらいしか返金できていないようです。アービトラージ系はファンドの資産が増えていくと投資機会が減りリターンも10%程度に減っていく一方で、金融危機になると解約が殺到して異常なかい離になってもさらに解約のために不利な価格で資産を処分するためにマイナス30%以上のたたき売り状態になることがわかりました。そのうえ2年半たっても全資産を現金化できないのは意外でした。あくまでもポートフォリオの一部にしないと長く持つのは難しいかもしれません。株と同じような動きで連動したのも意外でしたね。
マンの絶対リターンファンドは解約期間の3ヶ月後に100%現金化されています。やはりリーマンショックの後30%以上の値下がりでした。動きは2つとも似ていたし下落率も同じなので現金化しやすさでマンのほうがましでしたね。
こういう海外生活情報は、現地を経験した人でないとなかなかわからないものなので、貴重だと思います。
ファンドの話は、ここではなく、しかるべきところにコメントしてくださった方がよかったように思います。
よろしくお願いいたします。