「なんと!最大90%OFF」という大きな文字が躍っています。
よく見ると、次のように書いてあります。
フレーム&レンズでご購入時、どちらか価格の安い方にのみ有効とさせて頂きます。
※レンズ付きセット価格でのご購入は対象外となりますのでご了承下さい。
有効期間2011年3月31日(木)まで
例として、フレーム 18,000 円、レンズ 20,000 円の場合、38,000 円のメガネが 1,800+20,000=合計21,800 円で買えるということです。
ずいぶんトクなような気もします。しかし、買う気は起こりません。
そもそも、乙にとってメガネは複数持っているものでもなく、一つをずっとそのまま使い続けるものです。何かの事故に備えて予備を一つ持っていてもいいですが、せいぜいそこまでです。女性などでファッションを考えてメガネを使い分けるという人もいるようですが、乙はそんなことは考えません。
今使っているメガネも快適で、もう何年も使っています。とすると、何も今追加してメガネを買う理由もないわけです。どんなに安くなったって、その価格でメガネ屋が販売する以上は、それで儲けが出るようになっているはずです。消費者からいえば、原価に手数料が上乗せされて販売されているようなものです。
そんなことを考えていたら、こういうダイレクトメールに意味があるのか、気になってきました。
DMは、過去の購入者に配布するものなので、その中の何人かはこの際だからということでメガネを買うでしょう。しかし、それは単に需要の先食いにしかならないのではないでしょうか。数年後にどうせ買うメガネですが、割引を考慮してそれを今買うというだけです。とすると、DMがうまくいって販売が伸びたとしても、数年後にはその影響で販売が落ち込むはずです。
メガネ屋が取るべき戦略は、過去の購入者にアプローチすることよりも、新規に顧客を開拓することではないでしょうか。近くに大学などがあるのだから、新入学生などを狙って、チラシをまくとかしたほうがいいのではないかと思いました。
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